【ユニークな取り組み】捨てられてしまう競輪用タイヤに再び命を…

【ユニークな取り組み】捨てられてしまう競輪用タイヤに再び命を…

【ユニークな取り組み】捨てられてしまう競輪用タイヤに再び命を…

「アップサイクル」という言葉を耳にしたことはありますか? 「創造的再利用」とも呼ばれ、捨てられるはずのものにアイデアやデザインで新たな価値を生み出すものです。香川県高松市で始まったユニークな取り組みを西日本放送が取材しました。

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選手たちの最高のパフォーマンスを足元で支える競輪用タイヤ。特殊なタイヤの価格は1本あたり約1万2000円。安全かつフェアなレースを行うため、長くとも3か月程度で交換、廃棄されてしまうそうです。

日本競輪選手会香川支部・児玉慎一郎支部長「(レースで)接触して汚れてしまったり、傷がついてパンクしてしまってもいけないので。高価なものなので、もったいないという思いはありました」

捨てられてしまうタイヤに再び命を。こうした思いから生まれたのが、競輪用のタイヤがパーツに使われたバッグです。考案したのは高松市内のバッグ店。近くの就労継続支援事業所とも連携し、製作を始めました。

バッグを考案した行成大祐さん「事業所はコロナで仕事が減っているという話を聞いて、僕たちも地域への恩返しという意味もあって、何か僕らにできることはないかと」

事業所の人たちの担当は、バッグの部品に欠かせないタイヤの加工や商品を入れるケースの組み立てです。

事業所の利用者「ちょっとでもズレないように丁寧に切って。みんなに(取り組みが)伝わってバッグが売れていったら。向こうの人もうれしいし、こっちもうれしいし。1つでも多くできたらと思って」

工賃だけでなく、バッグの利益も全額、事業所に寄付されるのも大きな特徴です。

就労継続支援B型事業所「咲く屋」管理者・三好照恵さん「きちっと作業をするということで、その対価をきちんともらえるということで、また今までとは違った形での社会参加を(利用者の)皆さん喜んでいます」

捨てられる運命にあったタイヤの第2の人生。新しい価値と、そこから生まれる地域の人々とのつながり。

バッグを考案した行成大祐さん「本当にこの『サイクル』がグルグル大きく、速い回転で回ってくれたら、みんながハッピーになる。良いことばかりだと思うので、あちこちに広がっていけば最高だなと思っています」
(2022年8月18日放送)

#競輪用タイヤ #アップサイクル #ユニーク #日テレ #ニュース

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