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「自宅で治して」搬送先決まらず…病床ひっ迫“第7波”初期に原因?(2022年8月16日)
救急搬送が断られるケースが相次いでいます。現場を取材しました。
不意のけがや病気の際、病院へ行く。そんな日常が失われつつある現実を映像は物語ります。
女性は体温計を挟むだけで痛みが走る状況です。在宅診療をする医師。訪れたのは都内に住む90代女性の家です。
今月4日に陽性が判明。心臓が悪くとも病院に行けない現実に息子は直面していました。
患者の息子:「(かかりつけの)先生に電話したら『陽性中は出入りできない』と言われた。どうしようもなく救急車を呼んだ。そしたら搬送先も何もないというので、こういう状況だから『自宅療養でなんとか治して下さい』と言われた救急隊に」
母を気遣う息子が最後に頼ったのが在宅診療です。
患者の息子:「皆見放してどうしたらいいのかなと。頼れるところがなくて」
幸い水分補給もでき、コロナの症状は落ち着いてきました。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「この年齢で心臓も悪いのに、何とか乗り越えつつあるのでそこは安心。救急搬送して行き先が見つかるか、その保証は難しいのが正直なところ。何かあったらすぐ駆け付けるから」
これは、決してレアなケースではありません。
糖尿病でインスリンを使用している女性も入院を諦めました。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「入院も今まともにできる状況ではない、病院的に。家で入院しているような感覚」
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「酸素が下がっている、意識障害がある極めて不良という人でも搬送先がなくて自宅療養を継続せざるを得なかった人がかなり多かった」
東京都で搬送先が20分以上決定しないケースなどは、7月初めからほぼ倍増していました。
高齢者だけの話ではありません。
今月6日に陽性が判明した61歳男性。一見、重症には見えませんが…。
男性(61):「きのうまでは(酸素飽和濃度)96%くらい」
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「急に悪くなったんだね。今の状態は重症化率が高い」
重症化に気付かない低酸素症「ハッピーハイポキシア」と呼ばれる一番危険な状況です。
それでも受け入れる病院はありません。
男性(61):「この間様子がおかしくて救急車呼んだがどこも受け入れてくれなかった」
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「酸素の機械をすぐ手配。今すぐ薬を飲んでもらう。保健所に頼んで大至急入院調整。この3本柱を同時にやる」
24時間が過ぎた翌日、ようやく入院できました。
なぜこのような状況に陥ったのか。医師は2つの原因を挙げています。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「第7波が始まったころ、軽症患者を受け続け中等症を受けられない。2点目は療養期間の終えた人、治癒した人の退院をしぶる家族が多い」
7月初旬、病床に余裕があった際、軽症者を受け入れたこと。さらに第7波では、意外に症状が長引くため、退院がはかどらないこと。その2つが病床逼迫(ひっぱく)につながっているとしています。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「入院基準の明確化はとても重要。療養を終えた人はどんな状態でも早期退院・早期転院に協力」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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