【独自】沖縄・感染者 38℃超高熱で・・・濃厚接触者に“自ら連絡”(2022年1月11日)
感染が拡大している沖縄県では、保健所が逼迫(ひっぱく)し、濃厚接触者への連絡を感染者自らが行う事態となっています。番組では、感染した男性にその実態を聞くことができました。
■広島672人感染 ホテル「300人キャンセル」
3連休最終日の10日、各地の観光スポットは、多くの人でにぎわいました。
観光客:「“行けるうち”に皆、来ていると思う」
取材で聞こえてきたのは、“行けるうちに来た”という声。10日の新型コロナの全国の新規感染者数は、6438人でした。
東京の新規感染者は871人で、1週間前の月曜日に比べると、8倍以上に増えています。
全国的な感染の急拡大が、影を落としている観光地もあります。
9日から、「まん延防止等重点措置」が適用されている広島県。10日の新規感染者は672人で、4日連続過去最多を更新しています。
「日本三景」の一つ、宮島に近いホテルでは・・・。
錦水館・ホテル宮島別荘 志熊聡支配人:「きのう(9日)の夕方までで、宮島別荘のキャンセルが約100件。人数だと約300人、売り上げで600万分のキャンセル。本当に、ジェットコースターに乗っている気分」
■沖縄779人感染 在日米軍関係者は391人
同じく、まん延防止等重点措置が適用されている沖縄県。国際通りの人通りはまばらで、臨時休業を告げる店の貼り紙が目立ちました。
DIGプライミング沖縄・大島一貴社長:「キャンセルが相次いで、3連休の予約もほぼなくなった。31日まで、休業せざるを得ない」
新たに確認された感染者は779人。月曜日としては過去最多です。
また、在日アメリカ軍関係者が391人となっています。10日から、基地からの外出は、必要不可欠な活動に限られることになりました。ただし、罰則はありません。
■“第5波”の2倍超・・・医療従事者483人欠勤
医療体制も、逼迫の度合いを増しています。
沖縄県内で10日欠勤した医療従事者は、500人に迫る勢いで、去年夏の第5波のピークより2倍以上に増加しています。
那覇市は市民に対して、こんなお願いをしました。
那覇市:「新規感染者ご自身で、どなたが濃厚接触者に該当するかをご判断頂き、該当する方々には、ご自身から外出自粛等の感染予防行動を迅速にとって頂くようお伝えして頂きます」
感染者は、濃厚接触者を特定して、自ら連絡するよう呼び掛けたのです。
■感染者語る “接触者”に自ら連絡・・・
新型コロナに感染し、那覇市の自宅で療養中の20代男性。38度を超える高熱のなか、濃厚接触者に自ら連絡し続けたといいます。
自宅療養中の男性(20代):「しんどいな。大変でした」
体調がつらいなか、メールやラインを送って状況を伝えることを考えたといいますが・・・。
自宅療養中の男性:「言葉で説明したほうが早いので、電話して(折り返し電話を)取って、取って、と」
症状について聞いてみると・・・。
自宅療養中の男性:「(発症翌日)体温測ったら39.4度まで上がって。頭痛、倦怠(けんたい)感、筋肉痛、関節痛。きつめのインフルエンザ。のどの痛さが尋常じゃない。ズキズキ、とにかく痛い。オミクロン株だと思います」
■感染者「オミクロン株ではないかと」
今月2日、那覇市内の飲食店に学生時代の友人ら10人で集まり、新年会を開催したという男性。当時、会食の際の人数制限はなかったものの、この飲み会で感染したのではと感じています。
自宅療養中の男性:「1月2日に飲みに行って、そこで飲みに行った人が、何人か感染してしまった。宴会で、もらってきたかなと」
症状が出たのは、その3日後。期間が短いため、沖縄県で猛威を振るっているオミクロン株ではないかといいます。
自宅療養中の男性:「症状が出始めたのは、5日前の1月5日。陽性が判明したのが翌日(6日)です。3日に大型ショッピングセンターにも行っている。4日からは年末年始の仕事休みが終わって、仕事始め」「(Q.感染したと聞いたのは何人?)僕が知っているうちで5、6人だと思います」
会食に参加した10人のうち半分以上が感染。県外からの帰省組も多かったといいます。
さらに、同棲(どうせい)中のパートナーも9日、感染が判明しました。インタビュー中にも、同居中のパートナーのせきが聞こえてきました。
自宅療養中の男性:「(Q.同居されている人のせきも聞こえる)聞こえますか。家も1Kなので、(同居人に)かかるべくして、かかったのかなと」
(「グッド!モーニング」2022年1月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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