きっかけは「病気で苦しむ子どもたちの助けになりたい」小学5年生の男の子の挑戦とは|TBS NEWS DIG #shorts
子どもたちが大きく成長するきっかけにもなる夏休み。私たちはこの夏、ある挑戦をした男の子を取材しました。きっかけは「病気に苦しむ子どもたちの助けになりたい」という一途な思いでした。
毎朝髪を結い、カチューシャをして学校へ行く準備。村山梓くん、小学5年生の男の子です。
村山 梓くん
「何人に(女の子に)間違われるか選手権やってたんですよ。1か月で最高13回くらい」
梓くんが髪の毛を伸ばしているのには理由があります。それは、「ヘアドネーション」です。がん治療の患者などが使うヘアウィッグ・かつらをつくるために、自分の髪の毛を伸ばして寄付する活動です。
梓くんが髪の毛を伸ばし始めたのは今から3年前。当初は周囲から女の子に間違えられることもありましたが、梓くんの頑張る姿をみて、学校の友人も理解を示してくれるようになりました。
同級生
「SDGsでジェンダー平等について学んでいて、髪の長さとかはそんな気にしなくてもいいのかなと」
梓くんが頑張ろうと思った理由、それは…。
村山 梓くん
「小児がんとかで副作用とかで髪がなくなっちゃったのは、別になりたくて病気になっている訳じゃないのでかわいそうだなって思って」
そんな梓くんの姿をみた両親も、「息子の背中を押してやりたい」と思うようになったといいます。
梓くんの父親
「なんか言われたりするかもしれないけどいい?と聞いたんですよ。でも大丈夫って」
目標の長さまであと少し…。家族一丸となって頑張っていた去年、悲しい出来事がありました。祖父の章光さんが急性骨髄性白血病のため亡くなったのです。
村山 梓くん
「小児がんの人達もここまでとはいわないけど、髪の毛もこんくらい抜けるのかなって」
大好きだったおじいちゃんとの別れが梓くんの決意をより強くしたといいます。
そして、夏休み初日。美容師の提案で自分の手でハサミを入れる梓くん。長かった髪が、みるみるうちに短くなっていきます。梓くんが伸ばした髪の毛は、医療用ウィッグを製作している団体へ送られました。
「病気に苦しむ子どもたちの助けになりたい」という思いから始まった3年にわたる挑戦は梓くんを大きく成長させました。
村山 梓くん
「大切に使ってもらいたい。また挑戦したいです」
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