荷物落下…逃走男“ひき逃げ”で逮捕「認識なかったので、納得できない」(2022年8月15日)
8日、大阪府堺市で対向車線を走るトラックから突然、ポリタンクが落下し、車に衝突。さらに、はじかれた荷物がトラックの後ろを走るオートバイに直撃した事件。
オートバイには41歳の男性と中学生の息子の2人が乗っていて、父親は鎖骨を折るなどの重傷、息子も打撲などのけがをしたほか、車の運転手の女性(36)が軽傷です。
トラックは、そのまま走り去っていました。
バイクを運転していた父親:「反対車線の車にぶつかって、こちらに向かってきたんで。それを肩で受け止めるという状況。ゾッとしますね。もし、あれが頭の方に飛んできていたら、死んでもおかしくない状況」
落下したのは、重さが10キロ以上あるポリタンクで、中は空だったということです。
そして、13日に事件が動きました。
トラックを運転していた赤嶺永仁容疑者(65)が、「ひき逃げ」などの疑いで逮捕されたのです。
赤嶺永仁容疑者:「ポリタンクを落下させたことそのものの認識がなかったので、ひき逃げしたと言われても納得できない」
赤嶺容疑者は容疑を否認していますが、道路交通法に詳しい専門家は、次のように話します。
道交法に詳しい高山俊吉弁護士:「荷台のポリタンクが落ちたことを気付いていないのかどうかが最大の問題。“気が付いただろう、あなたは”というのが、警察の理解だと思います。人身事故を起こして現場を立ち去ると、一般的にはひき逃げにあたるとされます。事故を起こした責任と、ひき逃げの責任の両方が問われます。15年が最高の刑になって、その範囲内で何年かの刑を裁判所は言い渡すというのが、理屈的には考えられます」
赤嶺容疑者の勤務先の関係者が、ドライブレコーダーの映像を見て警察に申し出たということです。
(「グッド!モーニング」2022年8月15日放送分より)
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