秋葉原無差別殺傷事件 死刑囚の刑を執行(2022年7月26日)
法務省は26日朝、東京・秋葉原の無差別殺傷事件で死刑が確定した加藤智大死刑囚の死刑を執行しました。事件が起きた現場から報告です。
（島田直樹記者報告）
事件は14年前、私の後ろに見える交差点で起きました。その日は日曜日で歩行者天国になっていて、人でにぎわっていました。
加藤智大死刑囚（39）は2008年、秋葉原の歩行者天国の交差点に2トントラックで突っ込み、その後ダガーナイフで人を襲うなど7人を殺害し10人に重軽傷を負わせた罪などに問われ、2015年2月に死刑が確定していました。
裁判で加藤死刑囚は「事件を起こすべきではなかったと後悔している」と反省の態度を示し、また、最高裁では加藤死刑囚側が急性ストレス障害があったなどと死刑の回避を求めていました。
しかし、最高裁は「結果は極めて重大で、社会に与えた影響は大きい」として上告を棄却していました。
そして、法務省は今月26日朝、加藤死刑囚の刑を執行しました。
死刑が執行されるのは去年12月以来で、古川法務大臣が就任してからは2度目となります。
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