アサヒビールも「イメージガール」廃止へ…消えゆく「キャンペーンガール」と「水着」(2022年7月26日)

アサヒビールも「イメージガール」廃止へ…消えゆく「キャンペーンガール」と「水着」(2022年7月26日)

アサヒビールも「イメージガール」廃止へ…消えゆく「キャンペーンガール」と「水着」(2022年7月26日)

 藤原紀香さんや井川遥さんの水着姿が一世を風靡(ふうび)したアサヒビールの「イメージガール」、いわゆる「キャンペーンガール」が30年余りの歴史に幕を下ろすことが明らかになりました。

 キリン、サントリー、サッポロは、すでに起用をやめていて、これでビール大手4社のキャンペーンガールがすべてなくなることになります。

■東レも「水着」こだわらず…「男性」起用検討

 間瀬遥花さん:「2022年、東レキャンペーンガールに選ばれました。間瀬遥花です」

 キャンペーンガールの在り方は、ビールメーカー以外でも変わりつつあります。大手繊維会社「東レ」の40代目のキャンペーンガールに選ばれた間瀬さんが発表会で着ていたのは、お馴染みの水着ではなく、ワンピースです。

 東レでは「水着キャンペーンガール」の名称から、2015年に「水着」を外し、2019年には「水着審査」もやめていました。今後は「水着」や「女性」にこだわらず、男性モデルの起用も検討事項だとしています。

■専門家「ジェンダー平等で時代にそぐわなく」

 消えゆくキャンペーンガールと水着。これらの変化に、街の人からは、次のような声が聞かれました。

 60代:「やっぱりさみしいところはありますよね。でもまぁ、アサヒビールさんが、そういうのを廃止するっていうのは、時代の流れかなという感じはする」

 20代学生:「昨今のジェンダーレス社会に対する意識が、そうさせてるのかなというのは感じます」

 企業広告のジェンダー表現に詳しい専門家は、次のように話します。

 近畿大学・奥田祥子教授:「水着で肌を露出する女性がっていうのが、男女共同参画・ジェンダー平等というなかでも、どんどんそういう時代のなかでそぐわなくなった。消費者も女性が増えてビールも飲むし、宣伝効果見込まれないというなかで、もう続ける必要がないというのが、総合的判断ということだと思います。肌を露出した水着は、もう復活はあり得ないと思う。男性の方々が、本音の部分で期待されていたとしても、もうそれはあり得ないです」

(「グッド!モーニング」2022年7月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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