ビアガーデン悩ます“3重苦”…コロナ・物価高・天気急変の不安「予約キャンセルも」(2022年7月21日)
全国の新型コロナウイルスの新規感染者が初めて15万人を超えました。夏の風物詩・ビアガーデンも予約のキャンセルが増え、“3重苦”に頭を悩ませています。
■“過去最多”全国で15万人超…30府県でも
80代男性:「恐ろしいですね、本当に」
50代女性:「数字の上がり方がすごい。割とここ2、3日の間に、非常に近しい人の間で聞くので」
20日、全国で確認された新型コロナウイルスの新規感染者は、15万2452人。先週土曜日の11万607人を4万人以上も上回り、過去最多となりました。
大阪府・吉村洋文知事:「これまで一番多かったのは、1万5000人でしたから、過去最多の新規感染者になる」
大阪では、2万1976人の新規感染者が確認され、初めて2万人を超えました。他にも、神奈川、愛知、宮城など30の府と県で、過去最多の感染者数となっています。
東京で確認された新規感染者は2万401人。今年2月以来、およそ5カ月ぶりに2万人を超えました。
■「トリプルパンチ」不安…ビアガーデン悲鳴
夏本番を前に、都内にある夏の名物スポットは表情を曇らせています。
梅雨が早く明けたこともあり、にぎわいを見せていたのは、ビアガーデンです。
親子3世代でバーベキューを楽しむ男性:「密集した場所は抵抗あるが。コロナ禍でも、これだけ風通し良ければ、比較的安全に飲めると思う」
先月24日にオープンした、この店。売り上げは、新型コロナ流行前のおよそ8割まで戻っていて、順調そうに見えますが…。
ビアガーデン責任者・山崎武郎さん:「コロナの新規感染者増、ゲリラ雷雨、物価高。トリプルパンチの影響を受けている」
看板メニューのバーベキューに欠かせない肉や野菜の高騰。そして、今月に入ってから度々発生している梅雨末期のような激しい雨。さらに、再びの感染再拡大と、トリプルパンチの不安に悩まされているというのです。
ビアガーデン責任者・山崎武郎さん:「(Q.感染者が増えると何が心配?)お客様のキャンセルというのも、少しずつ出てきている。予約が減ってしまうというのが、一番懸念しているところ」
そうした様々な事情を受けて、この店では悩んだ末に、値上げを実施しました。
飲み放題付きのバーベキュー料金は、去年と同じ4500円ですが、制限時間を120分から90分へと短縮。30分延長した場合は、500円の追加料金をもらうことにしました。
これに対し、客の反応は…。
会社の同期とバーベキューを楽しむ男性:「仕方がないと思います。延長しますので、大丈夫です」
■塩野義“コロナ飲み薬” 緊急承認見送り
一方、切り札として期待されていた塩野義製薬の新型コロナの飲み薬について、「これまでのデータからは、有効性が推定されるとは判断できない」として、専門部会は緊急承認を見送ることを決めています。
(「グッド!モーニング」2022年7月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く