“路上喫煙の全面禁止”目指す大阪市『屋外喫煙所を撤去して屋内型喫煙所設置』を予定(2022年7月13日)
大阪市は市内全域での路上喫煙禁止を目指しています。市議会で方針が示されてから初めてとなる専門家らの会合が開かれました。
大阪市では現在、梅田・難波・天王寺などで路上喫煙を禁止していて、違反者には1000円の過料を科しています。市によりますと、違反件数は今年の4月と5月で410件と、路上喫煙がなくならないのが実情です。
そうした中で今、路上喫煙を巡って動きがあります。
(大阪市 松井一郎市長 今年3月)
「2025年1月をめどに路上喫煙の市内全域の禁止に向けて取り組んでいきます」
大阪市の松井一郎市長は、3年後の「大阪・関西万博」に向け、市内の全路上を禁煙にする方針を打ち出しました。大阪市内にある屋外喫煙所は今後撤去されます。代わりに煙が外に漏れないよう屋内型の喫煙所が設置される予定ですが、喫煙を取り巻く環境は大きく変わることになります。
(愛煙家)
「(路上喫煙全面禁止には)理解はできますよ。吸わない人も権利があるんですから。お互いの権利として尊重できるような条例であれば大歓迎です」
「外でやっぱり吸いたいですよね。オープンの広い空間で吸う方が気分的にはいいですね」
そして7月13日、大阪市で路上喫煙の対策委員会が初めて開かれ、弁護士や大学教授らが課題などについて検討しました。
(大阪市の担当者)
「通行者数は少ないのに喫煙者が増えているという状況でして。喫煙率が増えているような状況がみられます」
タバコを吸う人、吸わない人の双方が納得できる結論は出るのか。今後も検討が続けられます。
一方、3年後に迫った「大阪・関西万博」に向けて準備は着々と進んでいます。7月13日には万博のシンボルの一つ「大屋根」の完成予想図が公開されました。
大屋根は木造で、面積6万平方メートル、1周約2kmのリング状です。完成すれば木造建築としては世界最大規模で、地上20mの高さから海を望むこともできます。
(2025年日本国際博覧会協会 藤本壮介会場デザインプロデューサー)
「新しい木造建築を提案することができれば、それは世界に対しても非常に大きなアピールになるんじゃないかなと」
そして、大阪府と大阪市は万博に出展するパビリオンの名称が「大阪ヘルスケアパビリオンNest fоr Reborn」に決定したと発表しました。事業費は160億円を予定しているということです。
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