【安倍元首相銃撃】手当てした医師「奇跡祈るような思いで」 奈良県警「警備に問題あった」

【安倍元首相銃撃】手当てした医師「奇跡祈るような思いで」 奈良県警「警備に問題あった」

【安倍元首相銃撃】手当てした医師「奇跡祈るような思いで」 奈良県警「警備に問題あった」

安倍元総理大臣が銃で撃たれ死亡した事件で、当時、警備を担当した奈良県警の本部長が会見し、「警備に問題があったことは否定できない」と述べ、問題点を検証する考えを示しました。

安倍元総理は8日、奈良市内で街頭演説中に、山上徹也容疑者に手製の銃で撃たれ、死亡しました。

当時、警視庁と奈良県警、地元の警察が警護に当たっていましたが、山上容疑者の犯行を防ぐことはできませんでした。

奈良県警・鬼塚友章本部長「警護警備に関する問題があったことは否定できないと考えており、適切な対策を講じてまいりたいと考えています」

一方、事件直前、演説会場の様子を後方からうかがう山上容疑者の姿が、カメラに捉えられていました。撮影した男性はNNNの取材に対し、会場後方の警備に疑問を感じたと話しました。

撮影した男性「全員そろってる状態で、その裏側を誰かが見張るでもなく、むこうしか見てなかったんで、そこが手薄に感じた」

     ◇

現場に駆け付け、安倍元総理の手当てをした近くのクリニックの医師が取材に応じました。

中岡内科クリニック・中岡伸悟院長「一目見た瞬間にもう、かなり厳しいなと思いました。まず意識レベルが全く、心臓マッサージの様子を見ても、全く、びくともされていませんでした」

心拍が停止していて、AEDを取り付けても使用できる状況でなく、心臓マッサージを続けたということです。

中岡伸悟院長「医学的には分かっていたとしても、感情的には何か奇跡が起こってくれという一心でその場にいましたし、心の中では祈るような思いでした」

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この事件について、警察は新たに、現場の選挙カーに複数の銃弾の痕を確認したと発表しました。

選挙の関係者「タイヤのパンクの音かなと思った。選挙事務所に戻って運転していた人が、えらいことやと気付いて、それでピストルの穴を見た」

警察は、弾が選挙カーの看板を貫通した可能性があるとみて調べています。

さらに、捜査関係者によりますと、山上容疑者は犯行前日、安倍元総理が応援演説で訪れていた「岡山に行った」と供述していることもわかりました。

一方、取材に応じた山上容疑者の高校時代の同級生は─。

高校時代の同級生「(山上容疑者は)よくいる真面目な学生という感じ。みんなで写真を撮っていると、どちらかというと真ん中の方に入っている。笑顔だし、ピースサインもしていますし、全くしゃべらないとかではない」

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9日、現場には、献花に訪れるひとが絶えませんでした。

献花に訪れた人「なんで、どうしてという気持ちでいっぱい」

献花に訪れた人「これからの日本をまだまだ作っていってくださると思っていたので、本当にショック」

献花に訪れた人「(安倍元首相は)立派な人ですよ。あのような人はなかなか出てこない。尊敬していました」
(2022年7月10日放送)

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