「欧米と中ロ」応酬が予想 “思惑も交錯”G20外相会合…ウクライナ侵攻後 初の開催(2022年7月8日)
G20(主要20カ国)の外相会合が7日、インドネシア・バリで始まった。ロシアへの対応を巡って、日本などは初日の夕食会への出席を見合わせた。
■ロシア外相 中国・トルコ外相と会談
7日、インドネシアのバリ島に姿を現した、ロシアのラブロフ外相。向かった先は、中国・王毅外相との会談だ。
ラブロフ外相:「アメリカとその同盟国が、我々の国の発展を封じ込める政策を取っている」
王毅外相を前に、ラブロフ外相は、アメリカへの対決姿勢を強調した。
ラブロフ外相は、ほかにもトルコのチャブシオール外相とも会談。ウクライナ情勢、食料安全保障などについて、協議したという。
■林外務大臣も相次ぎ会談 英外相は…
ロシアによるウクライナ侵攻開始後、初の開催となった今回のG20外相会合は、8日から本格的な議論が始まる。
それに先駆け、7日に日本の林外務大臣も現地入りし、アルゼンチンのカフィエロ外相と会談した。
また、オランダのフックストラ外相、オーストラリアのウォン外相とも、相次いで会談を行った。
イギリスのトラス外相も7日に到着。ただ、ジョンソン首相は、保守党党首の辞意を表明したため、予定を早め帰国するとみられている。
■ウクライナ外相も参加 欧米と中ロ応酬か
7日は、インドネシア外務省主催の歓迎夕食会が開かれたが、ロシアへの対応から、G7(主要7カ国)加盟国などは、出席を見合わせた。
そして、日が暮れてから、タラップを降りたのは、アメリカのブリンケン国務長官だ。
ブリンケン国務長官とラブロフ外相が対面するのは、ウクライナ侵攻前の今年1月以来となる。
8日の会合には、ウクライナのクレバ外相もオンラインで参加し、ウクライナ情勢を巡り対立する、欧米各国と中ロの応酬が予想される。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年7月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く