【2歳女児死亡】46歳祖母ら「2日前からUSJ近くで宿泊」判明
大阪府富田林市で、放置された2歳の女の子が熱中症で死亡した事件で、逮捕された46歳の祖母らが、事件の2日前からユニバーサル・スタジオ・ジャパンの近くのホテルに泊まっていたことが分かりました。当初、祖母らは「事件当日の朝からUSJに行った」と話していました。
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先月29日、小野優陽ちゃん（2）は自宅マンションに放置され、熱中症で死亡しました。保護責任者遺棄の疑いで逮捕された祖母・小野真由美容疑者（46）と、内縁の夫の桃田貴徳容疑者（50）が、ウソの供述をしていたことが新たに分かりました。
小野容疑者らは当初、「事件当日の朝、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った」と供述していました。
小野容疑者ら
「車でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った」
優陽ちゃんを11時間にわたり、自宅に放置した疑いで逮捕されました。
優陽ちゃんは、高さ88センチのベビーサークルの中に入れられ、近くに食べ物や飲み物はなかったということです。柵の外側には、板が四方に隙間なく貼られていました。
また、捜査関係者への取材で、ベビーサークルの天井部分と、ほぼ同じ大きさの板が見つかっていたことが新たに分かりました。警察は、小野容疑者らが、ふたとして使っていた可能性もあるとみています。
司法解剖の結果、優陽ちゃんの胃の中に固形物はなく、亡くなる半日以上前から何も食べていなかったとみられるということです。
その後、桃田容疑者は、「USJに行く前に奈良に行った」と供述しました。2人は「午前5時頃に家を出た」と話す一方、奈良県を訪れた形跡は確認されておらず、警察は、供述は不自然とみて、2人の事件当日の行動を調べていました。
その後、捜査関係者への取材で、小野容疑者らが、優陽ちゃんが死亡する2日前からUSJ近くのホテルに宿泊していたことが新たに分かりました。自宅には、小野容疑者の四男（15）を残していたということです。
小野容疑者らはウソの供述をしたことを認めていて、警察は、放置が少なくとも2日間に及んでいたとみて調べています。
また、優陽ちゃんが亡くなった当日も、USJ近くのホテルを予約していて、3日間、外泊する計画でしたが、優陽ちゃんの異変を知り、3日目は宿泊せずに帰宅したということです。
(2022年7月7日放送「news every.」より)
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