「全国旅行支援」どうなる? “夏休み直前”困惑…国内旅行の予約増加 観光地期待も(2022年7月7日)
注目されているのが、現在、都道府県ごとに行われている「県民割」を全国に拡大した観光支援策「全国旅行支援」の行方です。
■どうなる?夏休み直前「早めに教えて」
1泊あたり8000円を上限に旅行代金が補助されるほか、平日は3000円のクーポン券が利用できます。
政府は当初、7月前半から開始すると発表していましたが、最終判断は参院選後の来週に行うとしています。
木原誠二官房副長官:「全国旅行支援につきましては、足元の状況を踏まえ、総合的に見極めたうえで、7月前半中に適切に判断をしていきたいと考えております」
これについて、街の人からは、次のような声が聞かれました。
街の人:「もし、ちゃんとやるのであれば、早めに教えて頂けたほうが、計画は立てやすい」「決まってから発表すればいいかなと思うけど、いざ決定になると、なんとなくあいまいになっているのが、不思議だなと」
■“燃油高騰”で「海外旅行やめ国内に」
一方、旅行会社には、すでに夏休み中の予約が殺到しています。
オンライン旅行サイトena・登山幸典さん:「コロナ前の約5倍、国内旅行は増えています」
その背景にあるのが、燃料価格に応じて航空会社が国際線の運賃に上乗せする“燃油サーチャージ”。これが、石油価格の上昇に伴って、軒並み高騰しています。
オンライン旅行サイトena・登山幸典さん:「原油が値上がりしているので、燃油サーチャージが高騰していまして。6月でかなり上がったんですよ」「ヨーロッパは、4万円弱が7万円」「ハワイで2万5000円だったのが、4万7000円。現地に行っても、物価が上がっていますから。海外旅行をやめて、国内にシフトしようというお客さんが多くいらっしゃる」
■観光地「感染拡大が不安」期待も…
観光地・箱根では、困惑の声が広がっています。
土産物を販売する男性:「今、都内のほうで感染者数が拡大しているから。それがまた不安よね。不安材料ではあるけれど、規制はやめて頂きたい」
お土産物店の店長:「お店としても準備がありますし、はっきりして頂けると助かるんですけどね」
目の前に広がる芦ノ湖の雄大な眺望が自慢の宿。およそ3割を占めるという東京からの宿泊客は、現在行われている“県民割”の対象外なだけに、「全国旅行支援」再開にかける期待は大きいといいます。
ORIX HOTELS & RESORTS 箱根・芦ノ湖 はなをり・宮崎義雄総支配人:「東京が入るというのは大きいですし。夏休みになると、広範囲からいらっしゃる方が多いので、非常にありがたい」
具体的な日程が発表されず、宿泊客からも問い合わせが相次いでいるといいます。
宮崎総支配人:「『いつから始まるんですか?』というのが一番多いのと、『今取った予約は適用できますか?』という問い合わせが多いので。早い発表があれば、ありがたいなというのはありますけど。これは当然、政府の発表ですので。しっかりと受け止めて、お客様には丁寧な対応をしたいなと思っています」
(「グッド!モーニング」2022年7月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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