くら寿司「一皿220円」高価格新メニュー発表 原材料高騰で“一皿100円”に異変|TBS NEWS DIG

くら寿司「一皿220円」高価格新メニュー発表 原材料高騰で“一皿100円”に異変|TBS NEWS DIG

くら寿司「一皿220円」高価格新メニュー発表 原材料高騰で“一皿100円”に異変|TBS NEWS DIG

ファミリー層に人気の回転寿司に異変です。きょう、「くら寿司」が“1皿220円”の新商品を発表しました。“一皿100円”を売りにしてきた業界の戦略が揺らいでいます。

手頃な価格でファミリー層に人気の回転寿司。そこに、異変が起きています。

記者
「くら寿司が今日発表した新商品、少しお高めの1皿220円です」

「くら寿司」は今まで、季節の限定商品などを除いて1皿110円(税込)で販売していました。その方針を転換し、8日に発売する19種類の新商品は“付加価値が高い”として、倍の1皿220円で販売するのです。

たとえばこの「まぐろ」。110円のものはしゃりが見えていましたが、220円のものはしゃりを覆い隠すほどの大きさです。

記者
「食べごたえ、満足感がありますね」

「あぶりチーズサーモン」はチーズの量が2倍になり、220円に。110円のものは廃止されます。

回転寿司業界はこれまで“1皿100円”をウリに成長し、大手5社の店舗は10年前からあわせて800店舗も増えました。ただ、ここに来て原材料価格の高騰が直撃しています。

くら寿司 岡本浩之取締役
「(Q.1皿110円はなかなか利益出づらい?)新しく出す商品なので、ある程度原価などが高くなっているのを考慮した」

“1皿100円”の維持が難しくなる中、くら寿司が狙いを定めたのが「プチ贅沢」を求める消費者心理です。

くら寿司 岡本浩之取締役
「抑えるところは抑えて、贅沢するところをちょっと贅沢にしよう、という人が非常に増えてきた」

回転寿司の1世帯当たりの消費額は2021年度、1万2624円となり、前の年をおよそ1000円上回りました。こうした消費者の変化を踏まえ、「くら寿司」は価格の高い商品にも需要はあると見込みました。


「家族で来るとそれなりの値段になるので、高いなと思います」
「それなりに(ネタが)大きかったり、おいしかったら、高いものは食べますよ」

くら寿司のほかにも、「はま寿司」では“至福の一貫”というシリーズを319円(税込)で販売しています。

“1皿100円”へのこだわりを捨てるという回転寿司の新戦略は、消費者の心を掴むことができるのか。各社の模索が続きます。

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