「温帯低気圧」も各地で“大雨被害” 停電で試合中止も…選手が泥だらけ“ヘッスラ”(2022年7月6日)

「温帯低気圧」も各地で“大雨被害” 停電で試合中止も…選手が泥だらけ“ヘッスラ”(2022年7月6日)

「温帯低気圧」も各地で“大雨被害” 停電で試合中止も…選手が泥だらけ“ヘッスラ”(2022年7月6日)

 台風4号から変わった「温帯低気圧」が5日、各地に大雨を降らせ、被害が相次ぎました。飲食店では、浸水と停電に見舞われ、後片付けに追われました。

■飲食店が水浸し…停電も「50万円被害」

 5日朝、長崎県に上陸した台風4号。午前9時に温帯低気圧に変わりましたが、その後も日本列島の広い範囲に影響を及ぼしました。

 福岡県大牟田市付近では、1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が出されました。

 道路は、茶色に濁った水で冠水していました。

 動画を撮影した幼稚園:「保護者向けに『気を付けて下さい』ということだった。7時前から冠水し始めて、8時前までは、あの状況でした」

 ひよこ食堂・吉田幸哉店長:「(Q.中はどうなってるんですか?)ぐちゃぐちゃです。全部水が入ってきちゃって」

 厨房(ちゅうぼう)が水浸しになった飲食店。水槽の新鮮な魚がウリだったといいますが、水が抜けて魚が死んでしまいました。

 ひよこ食堂・吉田幸哉店長:「(Q.この水槽は水が減ってしまった?)もともと入っていたが、停電していて、水が抜けてしまった」「(Q.魚が死んでしまった?)そうです」

 停電によって、冷蔵庫の食材も使えなくなってしまいました。

 ひよこ食堂・吉田幸哉店長:「冷蔵庫止まっていた時間帯が分からないので。これは、さすがに出せないです。もう廃棄という形になっちゃいますね。すべて入ってるものは、廃棄になっちゃいます」

 おととし7月の豪雨でも、浸水被害を受け、復旧におよそ100万円かかったといいます。今回は、店舗の復旧に50万円ほどかかるとみています。

■高知で今年初「線状降水帯」…土砂崩れも

 5日、高知県では、今年全国で初めて「線状降水帯」が発生しました。

 長引く雨で土砂崩れが起き、車線を完全に塞ぎましたが、巻き込まれた車はありませんでした。

 この日、隣の須崎市では、24時間で400ミリを超える雨が降り、7月の観測史上最大を記録しました。

■北日本も大荒れ…突然雷雨 マンホールから水

 温帯低気圧から遠く離れた北海道や東北でも、午後から激しい雨に襲われました。

 北海道富良野市では、午後3時25分までの1時間で39.5ミリもの激しい雨が降りました。

 東北各地でも、激しい雨と雷に見舞われました。

 突然、雨が降ったせいでしょうか。道行く人のなかには、傘を持たない人も多く、建物から建物へ雨宿りできる場所へ走る姿が見られました。

■停電で試合中止も…選手が泥だらけ“ヘッスラ”

 激しい雨と雷に見舞われたのは、福島県郡山市で行われていたプロ野球独立リーグの試合です。

 観客は屋根の下で身を寄せ合いますが、激しい雷鳴とともに、会場の電気が消えました。

 撮影者:「本当に急に、急に大雨で。大きい雷がドカンドカンと来て。10回目ぐらいで、電気が消えて。皆、軽く混乱状態になっちゃいましたね。子どもたちも、雷が怖くて泣いてる子もいて」

 そんな子どもたちの前に現れたのが、地元・福島のチームの選手が、泥だらけのグラウンドの上で、何度もヘッドスライディングを披露しました。

 撮影者:「泣いていた子も多かったんですけど、選手がいきなり飛び出して走り回ったり、すっ転んだり、泥だらけになって。最後、皆笑って笑顔で帰りました」

 東北電力によりますと、郡山市では、5日午後6時半の段階で、およそ1100軒の停電が発生しました。

(「グッド!モーニング」2022年7月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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