西日本から東日本で6日にかけ雷を伴う大雨となる地域も…土砂災害・河川氾濫に厳重警戒｜TBS NEWS DIG
台風4号は、けさ、温帯低気圧に変わりましたが、各地に猛烈な雨をもたらしています。西日本から東日本ではあすにかけ、雷を伴う大雨となる地域もあり、土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。
けさ6時前、長崎県佐世保市付近に上陸した台風4号。この台風にともない、昨夜遅くからけさにかけ、九州や四国を中心に猛烈な雨となりました。
台風の影響で、高知県では昨夜からきょう未明にかけ、発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が確認されました。この影響で、高知県須崎市では午前2時までの12時間に降った雨の量が350ミリを超え、観測史上最多となりました。
近くの住民
「欄干の所に木が引っかかっているでしょ。あれが（水位の上昇で）橋を越えそうだった」
台風の中心が近づくにつれ、けさは九州各地でも非常に激しい雨に。気象庁は、けさ、災害の危険が迫っているとして、長崎県のほか、福岡県や熊本県にも相次いで「記録的短時間大雨情報」を発表しました。台風4号は午前9時に温帯低気圧に変わりましたが、これから明日にかけて西日本から東日本の各地で大雨が見込まれ、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
けさ6時前、長崎県佐世保市付近に上陸した台風4号。この影響で、けさの九州地方は非常に激しい雨となったところもありました。長崎県の雲仙市付近では、午前6時までの1時間に120ミリ以上の雨に。福岡県大牟田市では…
記者
「午前9時半の福岡県大牟田市です。けさからの雨の影響で道路が冠水しています」
道路が冠水したほか、道路の壁が崩れる被害も。熊本県荒尾市でも道路が冠水し、車が立往生。さらには、雷を伴う大雨となり、落雷が原因とみられる火事も…
落雷を受けた住宅の住人
「ドーンという音と配電盤が見える位置にいたんですけど、爆発して」
台風は午前9時に九州地方で温帯低気圧に変わりましたが、南からの暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、昼過ぎからは近畿地方でも大雨となりました。
和歌山県串本町では県道ののり面が崩れ、一部区間が片側交互通行になっています。また、徳島県阿南市には、土砂災害警戒情報が発表され、900世帯・2000人に避難指示が出されました。高知県四万十町では午後3時までの24時間に400ミリ近くの雨が降りました。また、現在、北海道と青森県で局地的に雨が強まり、記録的短時間大雨情報が出されています。
今夜遅くから明日朝にかけては、関東でも大雨になり、朝の通勤通学の時間帯に当たる可能性があるということで十分な備えが必要です。
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