警察官8人が黒人男性に“銃弾60発”…“差別撤廃”求めデモ「デジャブ」 米オハイオ州(2022年7月5日)
アメリカ・オハイオ州で、警察の取り締まりから逃げようとした黒人男性が、60発の銃弾を浴び、射殺された。警察官のボディーカメラ映像が公開され、その内容に衝撃が走っている。
■鳴り響く複数の銃声…警察官8人から一斉に
アメリカ・オハイオ州の警察官が付けたボディーカメラの映像が公開された。
交通違反の疑いで、警察官が一台の車に停車を求めるも逃走してしまった。パトカーが追跡すると…。
警察官：「車内から発砲してきた」
車の男性は、呼び掛けに応じず、追い詰められると、車を乗り捨て逃走。銃を構えた警察官が、必死に追い掛ける。
そして、次の瞬間、複数の銃声が鳴り響いた。
射殺されたのは、黒人のジェイランド・ウォーカーさん（25）。8人の警察官から一斉に撃たれ、CNNによると少なくとも、60発の銃弾を浴びていたという。
■“黒人差別撤廃”デモ…参加者「デジャブ」
地元警察は、ウォーカーさんが車から警察官に発砲してきたため、応戦したと主張。車の中からは、拳銃と銃弾が押収された。
しかし、車の外で警察官から撃たれた時、ウォーカーさんは、銃などは持っていなかった。
デモの掛け声：「もう殺されるのは、たくさんだ」「正義がなければ、平和はない」
この事件を受け、3日にオハイオ州では、黒人差別撤廃を求める声が高まり、数百人に上る市民らがデモに参加した。
デモの参加者：「私たちは血のつながりはないけど、家族同然です。もう毎回、デジャブを見ているようで、とてもつらいです」
今回、銃撃に関与した8人の警察官は、内部調査が終了するまで、全員が有給休暇扱いとなっている。
（「大下容子ワイド！スクランブル」2022年7月5日放送分より）
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