「投票しよう」の思いで“選挙割” 物価高でも飲食店など涙ぐましい努力(2022年7月4日)

「投票しよう」の思いで“選挙割” 物価高でも飲食店など涙ぐましい努力(2022年7月4日)

「投票しよう」の思いで“選挙割” 物価高でも飲食店など涙ぐましい努力(2022年7月4日)

 空前の物価高のなか、高級とんかつが半額になったり、入館料が割引になったりするお得なサービスがここ数日、次々と始まっています。必要になるのは投票所でもらえる「投票証明書」。参院選まであと6日となりました。

 自社生産のブランド豚「金華豚」を使ったとんかつ。繊細な肉質と上品な甘みが特徴だそうです。実はこれが2800円のところ、4日から18日まで半額に。それにしてもなぜ半額なのか。

 平田牧場東京ミッドタウン店・遠藤善治店長:「非常に物価高も影響しておりまして、採算は非常に厳しい部分もありますけど、それでも投票行動に移して頂きたいと」

 油や家畜の飼料などの物価高騰のなか、苦しいながらも投票にいってほしい思いで始めたのが「選挙割」でした。

 有権者:「選挙の日に殺到しちゃうんじゃないですかね」「(選挙割)お得ですね。かなりうれしい。(選挙に)行こうってなりますね」「(Q.周りの人は選挙に行く?)自分の知っている限りあまりいない」

 “選挙割”は投票後に投票所で発行される「投票済証」を受け取ることで特典を受けることができます。もし、受け取り忘れたとしても投票したことを確認できる写真を撮って見せるだけでも選挙割が受けられます。

 物価高で苦しくても“選挙割”を行うお店は飲食店だけではありません。

 入浴客:「こういう何かでもちょっとしてくれれば『じゃあ選挙』って若い人でも投票所に気が向けばいいなと思います」

 神奈川県横浜市にあるスーパー銭湯では6日から10日までの5日間、入浴料を500円に値下げします。

 天然温泉満天の湯・久下沼伊織常務取締役:「サウナブームもありまして、若いお客様が増えております。そういった方たちにとっても選挙割があると行動が変わってくるのかな」

 こちらも値上げの波が押し寄せるなかでの“選挙割”です。

 天然温泉満天の湯・久下沼伊織常務取締役:「こういった商売をしてますと燃料費が非常に高騰してますので、エネルギー問題の部分やガス代とか生活に直結する部分、そういった政策に関してはどういう動きをするのか注目しています」

 “選挙割”が使えるのは通常、期間中に1回のみ。ところが何度もお得に利用できるケースも。

 全国におよそ130店舗をかまえるラーメンチェーン「一風堂」です。投開票日の10日から24日までの間「替玉一玉」もしくは、トッピングの「玉子一個」のいずれかを無料です。

 さらに、関東を中心に26店舗を展開する焼き肉チェーン「焼肉和民」では、学生を対象に429円以下の焼肉メニューまたはドリンクを今月10日まで2000円以上食べれば無料です。

 色々なお店でお得なサービスを受けることができる“選挙割”。参院選の投開票は今月10日です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事