サルが雷に恐怖 増水でヘリ救助…各地で大雨被害 台風4号の影響も(2022年7月3日)
台風4号から流れ込んだ湿った空気の影響で、大気の状態が不安定になっています。道路が冠水したり、突風で木が倒れたりするなど各地で被害が出ています。
3日午後1時半ごろ、宇都宮市で撮影された映像。激しい雨と風であっという間に向かいの家が見えなくなりました。
関東北部は南からの湿った空気の影響で、午後からひょうが降るなど天気は大荒れとなりました。
茨城県の笠間市では雷雨とともに降ったひょうが芝生の上を覆い尽くしました。「ボサノバの涼風」というイベントの直前だったそうですが…。
かさま歴史交流館井筒屋・梅原尚美館長:「ここのところ、かなり猛暑が続いてましたので、せめて音楽で涼やかな気分を味わってもらおうと思ったら、直前になって強風と雨が降ってきましたので、ちょっとびっくりなんですけれども」
現在、鹿児島県奄美地方の西の海上を北上している台風4号。南からの湿った空気の影響で、午前中から日本列島の広い範囲に雨を降らせました。
三重県鈴鹿市で撮影された映像。道路を走る車がまるで川の中を走っているようです…。横を追い抜いて行く車を見ると、タイヤの半分の高さまで水位があります。
名古屋市でも道路が冠水。対向車が通るたびに車の高さより高く水しぶきが上がっていました。
激しい雷雨があったという愛知県犬山市の日本モンキーセンターでは、雷が怖いのかどのサルも身を寄せ合っていました。
気象庁は、愛知県や京都府で記録的短時間大雨情報を出しました。
京都府の福知山市南部付近では、午後1時30分までの1時間に約90ミリの雨が降り、午後2時20分に六人部地区と三和地区、約1万人を対象にレベル4の避難指示を出しました。
増水した川の上空でホバリングするヘリ。隊員がロープで引き上げられています。兵庫県の加古川で午後2時半ごろ、大雨で増水した川の中州に男女7人が取り残されていると通報があり、救助隊や消防ヘリによる救助活動が行われました。全員ヘリで救助されたということです。
警察によると、現場付近では大雨は降っていなかったものの「上流の雨の影響で一気に水量が増えた」とみられるといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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