北朝鮮国民へ“風船”に警戒せよ コロナ感染は“韓国のせい”…狙いは?(2022年7月1日)
収まる気配のない北朝鮮のコロナ感染に関連して、北朝鮮が見慣れないものに警戒せよと国民に呼び掛けました。その見慣れないものとは風船とみられています。
1日、北朝鮮メディアが伝えた新型コロナの発生源についての調査結果とは…。
北朝鮮メディア:「伊布里(イポリ)地域で初めて発熱患者が集団的に発生した問題が提起された」
発生地域は、北朝鮮南部、金剛(クムガン)郡伊布里。
韓国と近く、軍事境界線から北に7キロから8キロです。
北朝鮮側の主張は、こうです。
4月初め、伊布里の兵営近くの小山で軍人が“見慣れない物”に接触したというのです。
また、小山では幼稚園児も“見慣れない物”に接触していて、2人とも新型コロナに感染したというのです。
“見慣れない物”。
北朝鮮が言う“見慣れない物”とは、韓国から飛ばされる風船とみられます。これまで、韓国の脱北者団体などが、北朝鮮の体制批判を書いたビラや韓国ドラマなどを風船につけて飛ばしてきました。
今週火曜日には新型コロナ対策として、解熱剤など8万錠やマスク2万枚などを飛ばしたといいます。
北朝鮮は、風船から新型コロナが入ってきたと示唆。そして伊布里から感染が拡大していったとしたのです
これに対して、韓国側は、すぐに反論しました。
韓国統一省、チャ・ドクチョル副報道官:「物体の表面に残存したウイルスを通じたコロナの感染は事実上不可能です」
また、韓国統一省は、風船を飛ばしたのは、北朝鮮が接触したとする4月初旬より後の、4月25日と26日で、風船を通じた北朝鮮への新型コロナウイルス流入の可能性はないとしました。
また、北朝鮮は「風船飛ばし」に対して非常に反発しています。韓国の政権が変わったことで「風船飛ばし」でのビラまきが活発になることに危機感を持った北朝鮮が、ユン政権にプレッシャーをかけているというのです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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