コロナ感染者が増加傾向の理由は…免疫が衰退・夜間の滞留人口増加・変異株も(2022年6月30日)

コロナ感染者が増加傾向の理由は…免疫が衰退・夜間の滞留人口増加・変異株も(2022年6月30日)

コロナ感染者が増加傾向の理由は…免疫が衰退・夜間の滞留人口増加・変異株も(2022年6月30日)

東京都の30日の新型コロナウイルス感染者は3621人で、18日から13日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

医師は、ここ1週間ほどで“状況が変わった”と感じています。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:「先週、今週と、やはり20代・30代の若い人の感染者が増えてきた。同時に、その方が奥さまやお子さまに感染を広げていくという形で、家族内での感染も広がり始めたために、この一週間は36.4%と、一気に陽性率が上がってきた」

感染者数が上昇に転じたことを受け、30日、急きょ、都のモニタリング会議が開かれました。都は「感染が再拡大している」として、警戒レベルを4段階の上から2番目に引き上げることを決めました。

いま、全国的にも感染者は増加傾向にあります。島根県では過去最多となる374人。また、38の都府県で前の週の同じ曜日を上回る感染者が確認されました。

こうしたなか、大阪府では7月1日から、介護が必要な患者を専門的に受け入れる臨時の医療施設を開設。第6波では、高齢者の入院先の受け入れが課題となり、その教訓を生かした格好です。
大阪府・吉村知事:「20代、30代の新規陽性者が増加傾向にある場合、波が来やすいというのが、これまでの経験」

厚生労働省の専門家会議では、増加の要因として、感染力の強いオミクロン株の亜種『BA.5』への置き換わりなどを挙げています。
アドバイザリーボード・脇田隆字座長:「ワクチンの3回目接種と、感染によって獲得された免疫が徐々に減衰をしていくこと。夜間の滞留人口について、大都市中心に多くの地域で増加傾向。昨年末のピークに迫る地域、あるいは、それを超えている地域もあり、今後の感染状況への影響に注意が必要」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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