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“災害級の暑さ”群馬で40℃…各地で続く“猛暑日” 熱中症で搬送「異常に多い」(2022年6月30日)
亡くなった人も出ています。29日、東京では5日連続で猛暑日となり、群馬県伊勢崎市では40度を記録するなど、梅雨明けの熱波が全国で猛威をふるっています。
■“災害級の暑さ”熱中症で搬送「異常に多い」
東京都心は5日連続、名古屋は3日連続、避暑地のイメージがある長野県松本市でさえ2日連続と、6月にもかかわらず猛暑日が続く日本列島。
29日は全国151地点で猛暑日を記録し、613地点で真夏日を記録しました。
街の人:「さっきまで(子どもも)歩いていたが、もうしんどくなってきて抱っこに変わった」「1週間で、これ(日焼け)になってしまった。僕は、ずっと外回りしているので」
なかでも、29日に最も暑かったのが群馬県伊勢崎市で、今年2度目の40度超えとなりました。
栃木県佐野市にある病院では、熱中症の疑いで搬送される患者が相次ぎました。
医師:「炎天下?外で?仕事してた?」
搬送患者:「そうですね」
医師:「そういう労働作業?」
搬送患者:「いえ、監督系なので、立っているだけなんですけど」
医師:「暑くて?」
搬送患者:「そうですね」
佐野厚生総合病院・渡辺慎太郎副院長:「6月に入って、おととい(27日)までで4人。きょう(29日)1人で、5人が入院となっている。例年(この時期は)1人くらいしか入院しないので、今年は異常に多い状態なことは間違いないと思います」
また、29日は長野県坂城町で90代の男性が、そして、埼玉県吉見町では95歳の女性が熱中症とみられる症状で亡くなっています。
東京消防庁などによりますと、都内では午後9時までに、男女177人が熱中症で病院に搬送されました。
異例の暑さに見舞われている東京都心。上空からサーモカメラで撮影してみると、隅田川が緑色なのに対して、周辺の住宅地は赤やピンクに。かなり温度が高くなっていることが分かります。
こうしたなか、少しでも涼を求める人たちに人気なのが、東京の臨海エリアです。
女性:「思っていたより、涼しいんじゃないかな。嫌だったら多分帰りたいってなると思うので」
■夏休みで需要増…子どもに人気「着ぐるみ」は?
一方、両国では、この気温のなかで着るには体にこたえる“あるもの”を作っている会社があります。
工房で作られていたのが、子どもたちに大人気の“着ぐるみ”です。
キグルミックス・衣笠留美社長:「弊社の『ウレタン着ぐるみ』という着ぐるみになります」
着ぐるみといえば、暑さは大敵。しかし、子どもたちが夏休みを迎えるこれからのシーズン、需要は多いといいます。
衣笠留美社長:「暑さ対策をどうにかしてほしいという話は色々頂くので、暑さを軽減できるように工夫して、説明しています」
これまでは、保冷剤を入れたベストを着るなどの対策をしていましたが、保冷剤の効果がきれるとすぐに熱がこもってしまい、動き回るのが困難なほど暑くなってしまいます。
そこで考えられたのが「エアー着ぐるみ」です。この着ぐるみには、後ろにファンが取り付けられていて、バルーンのように空気で膨らませます。常に新鮮な空気を取り込み続けるため、熱がこもるのを抑えられるというのです。
とはいえ、やはり炎天下などでの長時間の使用は避けてほしいといいます。
衣笠留美社長:「入る時間も短く、15分とか10分以内に守って頂くこととか、途中で飲料を飲んだり、休憩をしっかりとって頂くことを推奨」
(「グッド!モーニング」2022年6月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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