【ネットカフェ“立てこもり”】逮捕の男 記者に語った「不安」と「動機」

【ネットカフェ“立てこもり”】逮捕の男 記者に語った「不安」と「動機」

【ネットカフェ“立てこもり”】逮捕の男 記者に語った「不安」と「動機」

埼玉県のインターネットカフェに、女性従業員を人質にして立てこもった疑いで逮捕された男が29日、日本テレビの記者の接見に応じました。男は、「人を巻き込んで殺して、自分も死にたかった」など、身勝手な犯行動機を語りました。

   ◇

長久保浩二容疑者(42)は、先週、2度目の立てこもり事件を起こしたとして逮捕されました。事件から約1週間。29日、日本テレビの接見に応じました。

長久保容疑者はマスク姿で現れ、グレーの半袖シャツからのぞく腕は、日焼けなのか、皮がむけていました。

――刑務所に戻りたかった?

長久保浩二容疑者(42)
「戻りたかったわけではないです。生きていたくない」

――人を巻き込んで死にたいと?

長久保容疑者
「そうです。カスですよね。自分でも思います」

動機について、スラスラと語りました。

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先週、長久保容疑者は、埼玉県川越市のインターネットカフェの個室ブース内で、女性従業員を人質にとって立てこもり、けがをさせた疑いがもたれています。

この10年前、2012年にも愛知県豊川市で立てこもり事件を起こし、今年4月に刑務所を出所しました。その後、住み込みの作業員として働いていたのが埼玉県でした。

長久保容疑者
「(立てこもりを)思い立ったのは会社を出てから。今月半ばかな? 刑務所から出た瞬間に、(人との)つながりに空白が生まれるんですよ。みんな、家族とかとつながってる確信があると思いますが、そういう根拠のない自信が、自分にはない」

――職場の人たちとの関係は?

長久保容疑者
「職場はつながりじゃないです。仕事してるだけの仲間」

刑務所を出てからの人間関係について、“自信がなかった”と話しました。

長久保容疑者は今月になって会社を逃げ出し、ネットカフェを転々としていたとみられ、数万円の所持金も底をついたといいます。

長久保容疑者
「ギャンブルだけして生きようと思ったが、お金がなくなって不安になった。それで死にたいと思い、手段の一つとして、人を巻き込んで殺して、自分も死にたかった」

犯行当日の所持金は、数十円程度でした。刑務所で更生を誓っていましたが、なぜ、再び事件に至ったのでしょうか。

長久保容疑者
「立てこもりは、前やったから経験値があるんです。(前回の)刑務所の中での本心は更生だったが、人の心は移り変わる。これからの更生については、自分にも見えない」

接見した日本テレビ社会部の高柳遼太郎記者は、「被害者に対して、申し訳なさとか、後ろめたさは全く感じなかった。自分の動機を説明することで、今回の犯行を正当化している感覚」といいます。

警察は、自暴自棄になっての犯行とみて、動機を詳しく調べています。
(2022年6月29日放送「news every.」より)

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