電力ひっ迫“節電” 国会や都庁でも…百貨店は「揚げ物割引」で協力(2022年6月28日)
暑さと比例するように、厳しい状況が続いている電力の需給。東京の街は、いつもより少し寂しい夜となりました。
■東京タワー“真っ暗”…点灯繰り下げ
本来なら、午後7時半ごろは、ライトアップされているはずの東京タワーですが、節電の影響のため真っ暗な東京タワーとなっていました。
街の人:「ちょっとションボリしますね。きのう、めっちゃきれいだなと思いながら見ていたんですよ」
東京タワーと東京スカイツリーはともに、ライトアップを午後8時からに繰り下げました。
導入後初の「電力需給ひっ迫注意報」が発表された27日は、午後3時から6時にかけて、各地で大規模な節電が行われました。
■スーパー“消灯”…家電量販店も“OFF”
スーパーベルク足立新田店・関根学副店長:「当店では、行政からの要請がありましたように、消灯などを通して、できる限りの節電に努めて営業しております」
都内のスーパーでは、午後3時前から一部照明を落として営業。
利用客:「そんなに気にはならないというか、ギラギラしてるより逆にいいかなと。なんか、涼しそうな気がしない?」
家電量販店でも、ディスプレイのほとんどの電源をオフに…。テレビも付いているのは、1台だけです。
利用客:「本当は色々付いていたりするほうが、分かりやすいと思いますけど。こういうところで抑えてくれるなら、それが一番。その後のことを考えたら」
■国会や都庁も…暗闇で光るパソコン画面
東京・渋谷駅の構内は、27日は一部のエスカレーターで利用を停止しました。重いキャリーバックを持った人も、階段を使わざるを得ない状況です。
東急電鉄は、帰宅ラッシュが始まる午後5時前まで、一部のエスカレーターを停止。券売機の稼働台数も減らしました。
利用者:「帰りは午後6時くらい」「(Q.ちょうど17時ごろまで停止予定で?)やったー。(帰りは)使います」
国会や都庁も、例外ではありません。
暗闇で光るパソコン画面。窓際の席は外から光が入ってきますが、窓から離れた席はパソコンの光だけが頼りです。
■“揚げ物割引”節電に協力「持ち帰って」
“電気を消す”以外のアプローチで、節電に協力するところもありました。
横浜高島屋は、節電タイムサービスとして、一部店舗の揚げ物を割引にしました。外で買って帰ることで、家での電力消費を抑えようという狙いです。
利用客:「夕飯作る時は、(エアコン)付けています。揚げ物だと、設定温度を低くしています」
(「グッド!モーニング」2022年6月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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