【林道に女性遺体】監禁女性“舌骨”折れていた 専門家「外部から力が相当加わった」

【林道に女性遺体】監禁女性“舌骨”折れていた 専門家「外部から力が相当加わった」

【林道に女性遺体】監禁女性“舌骨”折れていた 専門家「外部から力が相当加わった」

23歳の女性が遺体で見つかり、別荘で女性を監禁したとして、男が逮捕された事件がありました。司法解剖の結果、亡くなった女性は舌を支える骨、舌骨(ぜっこつ)が折れていたことがわかりました。

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都内で生活し、茨城県の林道で、遺体で見つかった新野りなさん(23)と、その新野さんを監禁したとして、今月14日に逮捕監禁の疑いで逮捕された、神奈川県に自宅がある三瓶博幸容疑者(33)。2人の接点は何なのか…少しずつ明らかになってきました。

三瓶容疑者と新野さんは、今月4日に連絡をとり、翌5日に、茨城県常陸太田市にある三瓶容疑者の別荘に向かったとみられています。

捜査関係者によると、2人は動画撮影目的で、SNSを通じて知り合っていたことが新たにわかりました。三瓶容疑者の所持品からは、手錠をしている新野さんの動画が見つかっています。別荘の地下室で撮影されたとみられています。

これまでの調べに三瓶容疑者は、「手錠はお互いの合意のものであったので、不当な拘束ではない」と話しているということです。

そして、別荘の2階の風呂場からぬれたマットレスが見つかっていたことが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。地下室で撮られたとみられる“手錠動画”には、同じものとみられるマットレスが映っていて、警視庁は地下室で何らかのトラブルがあり、証拠隠滅のために、三瓶容疑者がマットレスを洗った可能性もあるとみて、慎重に調べています。

一方、新野さんの司法解剖の結果も、21日に明らかになりました。警視庁によると、死因はまだ特定できていないものの、舌を支えている骨・舌骨が折れていたということです。

専門家によると、舌骨は日常生活では折れないといいます。その骨折は、何を意味するのでしょうか。

元埼玉県警科捜研・法科学研究センター 雨宮正欣所長
「外部から力が相当加わったというのは、痕跡としてはあるわけです。ただそれが、生前、お亡くなりになる前の骨折痕なのか、お亡くなりになってからの骨折なのかということによって、(亡くなった)原因が変わってくる」

強い衝撃が、体の外から加わったのではないかと指摘します。

新野さんの変わり果てた姿が発見されたのは、18日。この日、日本テレビが茨城県常陸太田市で捉えたのが、道の駅に集まる多くの捜査員の姿でした。その捜査員を乗せた車両が列を組んで向かった先は、木の生い茂った林道です。新野さんはその先の崖の下で、目立った外傷がない状態で見つかったといいます。

遺体が遺棄される際に舌骨が折れた可能性について、元埼玉県警科捜研・法科学研究センターの雨宮さんに聞くと、「たとえば、崖から落ちた時に骨折したんだとしたら、舌骨だけが折れるという状況はゼロではないけれども、可能性としては低い」と指摘しました。

警視庁は、新野さんが遺棄された状況についても三瓶容疑者が知っているとみて、詳しく調べています。
(2022年6月21日放送「news every.」より)

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