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岸田総理 今年は“試練”の年? 目指す「黄金の3年」 夏の参議院選挙が最大のカギ(2022年1月4日)
岸田総理大臣、今年は「試練の年」となりそうです。長期政権の鍵を握るのが夏の参議院選挙です。その命運を左右するものとは。
4日午後、三重県の伊勢神宮を参拝した岸田総理。
この後、年頭の記者会見に臨み、三重県では実証実験も始まっている「空飛ぶクルマ」の実現に前向きな姿勢を示しました。
岸田総理大臣:「空飛ぶクルマというものは離島や中山間地の移動ですとか、地域における課題を解決するうえで大変重要な存在であり、空飛ぶクルマの実装に向けて結果を出せるよう努力をしていきたいと考えます」
その岸田総理、今年は夏に正念場を迎えます。
テレビ朝日政治部(官邸担当)・原慎太郎:「岸田政権にとって今年は参議院選挙が最大の鍵となります。というのも参議院選挙で勝つことができれば衆議院を解散しない限り3年後の2025年まで(大型)国政選挙はありませんから腰を落ち着けて政権を運営することができます。言わば『黄金の3年間』が手に入るんです。岸田総理も経済安全保障、こども家庭庁の設置、賃上げなど自身が掲げる目玉政策で参議院選挙までにしっかり結果を出すと周辺に語っています。17日から始まる通常国会では与野党が激しく対立する法案は提出せず、6月中旬までとなる会期も延長しない方針です。このまま感染者数を抑え込んで参議院選挙を迎えるためには新型コロナ対策もポイントとなります。通常国会を無難に乗り切ってコロナの感染を抑え込み、参議院選挙での勝利につなげるというのが、政権が描く基本戦略です」
長期政権を見据える岸田総理に対し、自民党内では気になる動きが出てきました。
菅前総理の周辺は菅派を立ち上げたいと動いていて、岸田政権とは距離を置く二階派や森山派との連携も視野に準備を進めています。
合流すれば90人規模となり、党内最大派閥に迫る勢力になると目論んでいます。
菅前総理側近:「派閥化への動きが早まっているということだ。3月ぐらいには形にしたい」
一方、野党側は参議院選挙を見据えつつも、これまでの対決姿勢一辺倒ではない論戦を挑むとしています。
立憲民主党・泉代表:「岸田総理の掲げる政策が本当に国民の生活の向上に資するのか、こういう観点から我々論戦を挑んでいきたいと思います」
国民民主党・玉木代表:「対決より解決と、内外の課題を解決する解決策、具体策を提案し、実現していくというこの姿勢は引き続き貫いていきたいと」
共産党・志位委員長:「勝利と躍進を、半年後に迫った参議院選挙で必ず勝ち取ろうではありませんか」
今年の政治が本格的に動き始めました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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