身代金要求型ウイルスに“医療機関は特に狙われる可能性”相次ぎサイバー攻撃の標的に(2022年6月21日)

身代金要求型ウイルスに“医療機関は特に狙われる可能性”相次ぎサイバー攻撃の標的に(2022年6月21日)

身代金要求型ウイルスに“医療機関は特に狙われる可能性”相次ぎサイバー攻撃の標的に(2022年6月21日)

徳島県の病院や滋賀県の企業が、相次いでサイバー攻撃の標的となりました。

 徳島県などによりますと、「鳴門山上病院」で6月19日、院内のプリンターから英文が書かれた紙が大量に印刷された後、電子カルテのシステムが使えなくなりました。身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」によるサイバー攻撃とみられ、20日は新たな患者の受け入れを停止。21日に再開し、電子カルテも復旧しています。

 徳島県では、去年11月に「つるぎ町立半田病院」も同様のウイルスに攻撃され、約2か月間、病院の機能が停止しました。短期間に病院での被害が相次いだことについて、専門家は、人命にかかわるデータを扱う医療機関は特に身代金要求型のウイルスに狙われる可能性があると指摘します。

 (神戸大学大学院工学研究科 森井昌克教授)
 「結局、お金を払ってもらわなければランサムウェアの意味がないわけです。病院としては、患者の生命に及びますので、お金を払ってくれる可能性がより高いわけです。鳴門山上病院や半田病院が“あしたの自分”だということを考えるべきですね」

 一方、滋賀県では、大手部品メーカー・トヨタ紡織の子会社「TBカワシマ」がサイバー犯罪集団「ロックビット」からサイバー攻撃の犯行声明を受けたことがわかりました。トヨタ紡織によりますと、現時点で工場の稼働やシステムへの影響は確認されていないということです。

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