“スーツ客”ネットカフェに急増 コロナ禍でテレワーク需要・・・「パソコンなし」要望も(2022年6月21日)

“スーツ客”ネットカフェに急増 コロナ禍でテレワーク需要・・・「パソコンなし」要望も(2022年6月21日)

“スーツ客”ネットカフェに急増 コロナ禍でテレワーク需要・・・「パソコンなし」要望も(2022年6月21日)

 インターネットカフェ「快活クラブ」では、コロナ禍以降、客層に変化があったといいます。

 これまで、インターネットカフェを利用するのは、漫画を読んだり、インターネットを楽しんだりする人が多かったそうですが、今では、スーツやワイシャツ姿の「ビジネスパーソン」の利用客が急増しているといいます。

 快活フロンティア・中川和幸常務取締役:「コロナになりまして、昼間の空いた時間にテレワークとかで、その時間を有効に使いたいというお客様が増えてきている。やはり、今までのようなカジュアル(な服装)というよりも、カチッとした服装で来店されるという方も増えてきています」

 快活クラブによりますと、コロナ前までは、テレワーク目的で訪れる客は全体の5%弱でしたが、現在はおよそ20%に。4倍以上の伸びを見せています。

 以前は、インターネットカフェで仕事をすることは、全くなかったというスーツ姿の男性は・・・。

 2週間に1回ほど利用・20代会社員:「今現在、自分自身の業務が、テレワークが認められていて。午前出社して、午後はテレワーク。ネットカフェを利用することはあります」

 テレワークをインターネットカフェでする利点は・・・。

 2週間に1回ほど利用・20代会社員:「完全個室ということもあって。(オンライン会議などで)自分の話していることが、外部に漏れないというのが、一番便利だと思います」

 この店舗は全室完全個室で、オンライン会議をするテレワーク利用客などからの人気が上がっています。

 週に3回ほど、テレワークで利用するという男性は・・・。

 週に3回ほど利用・50代会社員:「コロナになって、お客様の所に、あまり訪問できなかった時期は、ネットカフェを使って、資料作ったりとか。必要な時間だけ使えるし、1時間からでも使えるじゃないですか」

 今回、取材で訪れた快活クラブは、インターネットカフェ業界でトップシェアを誇るチェーン店。親会社は、紳士服大手「AOKIホールディングス」です。

 スーツの売り上げはテレワークの普及で打撃を受けましたが、快活クラブはテレワークで利用客を増やしてきました。

 テレワーク利用ならではの“意外な要望”もあるといいます。

 快活フロンティア・中川和幸常務取締役:「こちらが実験的に、パソコンを撤去した部屋になります」

 部屋の中には、パソコンのキーボードなどは見当たらず、モニターのみ。どういうことなのでしょうか?

 快活フロンティア・中川和幸常務取締役:「日中お仕事で、テレワークをこちらでされる方につきましては、会社のパソコンを使われる方が、非常に多いというお声をお聞きしています。その時に、パソコンを抜いて、その部分を広く使いたいというニーズが増えてきている」

 ノートパソコン持参の人も多く、試験的にパソコンを置かない部屋を用意したところ好評。今後、部屋数の増加も検討していくということです。

 快活フロンティア・中川和幸常務取締役:「どんどん需要の変化を捉えて、我々も変化して進化していくことによって、業界全体として、お客様のニーズを取り込めて行けたらと思います」

(「グッド!モーニング」2022年6月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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