逃亡先ドバイでも投資会社か“給付金詐欺”逮捕の男 カフェで声かけ勧誘も(2022年6月15日)
2億円以上の給付金の不正受給を指示した方法が徐々に明らかになってきました。逮捕された男は逃走先のドバイでも投資会社を設立しようとしたとみられています。
持続化給付金100万円をだまし取った疑いで逮捕された松江大樹容疑者(31)の身柄が15日朝、検察に送られました。
なぜ、中東ドバイに逃亡していたのか。その目的が供述で明らかになっています。
松江大樹容疑者:「現地で投資会社を設立し、法人ビザを取得した」
現地で法人ビザを取得すると滞在期限が3年間となるため、逃亡先で長期の滞在を目的として会社を設立し、ビザを取得したものとみられます。
また、給付金詐欺の犯行計画を巡っても新たに分かってきました。
松江大樹容疑者:「以前から詐欺グループの中心メンバー3人と面識があった」
松江容疑者は暗号資産の投資セミナーで元証券会社の男ら3人と知り合ったと話していて、一緒に計画を立案したとみられ、その後「持続化給付金指南役チーム」というLINEグループを作っていました。
メンバーの1人によりますと、このLINEグループを使って容疑者から給付金の申請方法などが指示されていたといいます。
こうして、10代から20代の大学生を中心に次々とセミナーに勧誘するという手口で嘘の申請をさせ、不正に給付金を得ていた疑いです。
実際に勧誘を受け、被害に遭ったという女性。きっかけは都内のカフェにいた時でした。
暗号資産に投資した女性(40代):「後ろで並んでいた女性に話し掛けられた形で、セミナーの人たちに誘われて一緒にお茶をすることになってしまった」
仮想通貨への投資話を持ち掛けられたと言うのです。
これから爆発的に価値が上がるとうたって映画製作やホテル経営にも乗り出すなどと説明。
暗号資産に投資した女性(40代):「(Q.セミナーのうたい文句は?)カジノを作って『EEXコイン』でカジノをやると。世界の豪遊のお客様たちが『EEXコイン』を使う。なのでもうかります、ホテルもつくりますと聞かされた」
女性は貯金額の約半分にあたる57万円を投資し、45万円が今も戻ってきていないそうです。
松江容疑者のグループの関係者:「グループの組織全体図は大きく、松江容疑者が組織内で大きな役割を果たしていたわけではない」
松江容疑者がいたグループの関係者によりますと、詐欺に関与しているとみられる他のグループの存在も示唆しています。
警察は詐欺グループの全容解明に向け、捜査を進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く