国会きょう閉幕　選挙モードに　円安と物価高が参院選の大きな争点に｜TBS NEWS DIG

国会きょう閉幕　選挙モードに　円安と物価高が参院選の大きな争点に｜TBS NEWS DIG

国会は15日、150日間の会期を終え閉幕します。永田町は一気に選挙モードに突入します。

今国会、政府・与党は参院選を前に安全運転の国会運営に徹しました。通常国会を無難に乗り切ることになりそうです。

国会ではさきほどから、参議院本会議が始まりまして、今国会の目玉法案、「こども家庭庁設置法案」などが可決・成立する見通しです。

これで政府が今国会に提出した法案61本が、すべて成立することになります。100％の成立は実に26年ぶりで、今国会が政府与党のペースで進んだことを象徴的に示しています。

Q.そして、国会が閉幕すると参院選がすぐに始まりますね。

参院選は来週22日に公示され、7月10日に投開票となる見通しです。選挙を前に岸田政権は高い支持率を維持していて、会期の終盤、自民党の幹部が「明日にでも選挙をやってほしい」と漏らすほどの状況です。ただ、円安と物価高は参院選の大きな争点になりそうです。

立憲民主党 泉健太代表
「いよいよここからこの会期を終えてですね、参議院選挙に入ってまいります。もっともっと我々の訴えを強めてですね、勝利を勝ち取ってまいりましょう」

野党が「岸田政権は物価高に無為無策」だと追及姿勢を強めるなか、ある閣僚は「どこまで物価が上がっていくのかが怖い」と警戒感を示しています。岸田総理は国会の閉会後、記者会見を行い、今後の物価高対策についても説明する見通しです。

そして、もう一点、自民党にとって頭が痛いのが、18歳の女子学生と飲酒をともにした疑惑で離党した吉川衆議院議員の問題です。立憲民主党はさきほど、吉川議員の議員辞職勧告決議案を国会に提出し、攻勢を強めています。

自民党にも議員辞職を求める声が広がっていて、ある参議院議員は「選挙をボーダーラインで戦っている仲間たちがいるのに許せない」と怒りを口にしています。

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