“雲隠れ”吉川議員に月100万の“文通費”支給は継続か…18歳女子大生にパパ活・飲酒疑惑も「辞職せず」説明責任は?|TBS NEWS DIG
18歳の学生との飲酒疑惑が浮上し、自民党を離党した吉川赳衆院議員。本人に議員辞職の意向はなく、会見などでの説明も行わない意向であることが分かりました。そもそも吉川議員とはどんな経歴なのか。議員報酬に加え、月100万円にものぼる“文通費”の支給はどうなるのか?解説します。
ホラン千秋キャスター:
吉川議員に関しては女子学生(18)と飲酒疑惑が報じられ、物議を醸しています。ただ現状では議員辞職や、説明などを行う記者会見はしない意向だということです。どんな疑惑なのか、詳しくみていきます。
5月27日に都内の高級焼肉店で女子学生(18)と飲酒し、4万円を渡したという、いわゆるパパ活疑惑が報じられました(週刊ポスト 6月10日号)。これを受け、吉川議員は6月10日に自民党を離党しています。
これを受けて岸田総理は10日、「吉川議員の議員辞職については、本人が事実関係を説明する、説明責任を果たしていく、その中で自ら決定すべきことだと認識している。今後の本人の対応を注視していきたい」と話しました。
果たしてちゃんと説明していただけるのかどうかという点が大変注目されていますが、そもそもこの吉川議員、いったいどういう人物なのでしょうか。
現在40歳で、自民党を離党するまでは岸田派に所属していました。静岡5区から出馬し、当選経験は3回。ただ、小選挙区では毎回落ちているんです。1度目は比例で復活当選。2019年は比例で復活できませんでしたが、欠員補充で繰り上げ当選しています。そして、2021年の衆院選も比例復活ということですので、吉川さんだから議員になることができたというよりも、自民党だから議員席を獲得することができたということにもなります。
この吉川議員に関しては、党内からは“お調子者”だという声もあるようです。そのお調子者ぶりが少し分かる場面があります。2022年3月の宇宙政策についての質疑の場面で、このように話していました。
吉川赳議員
「政務官としてこの宇宙政策に携わってきたわけであります。出張で宇宙へ行けるのかなと思ったら、なかったですね。それはもちろんないんですけど」
また、2020年10月の委員会では次のような話もしていました。
吉川赳議員
「性犯罪・性暴力は被害者の尊厳を著しく傷つける重大な人権侵害であり、決して許されてはなりません。令和4年(2022年)度までの3年間を性犯罪・性暴力対策の集中強化期間として強力に取り組んでいるところであります」
ホランキャスター:
パパ活疑惑をご自身がどう捉えているかについては、まだ説明がなされていません。
今回の件を受けて、地元・静岡からは有権者の皆さんからこのような声が上がっています。
地元・静岡の有権者
「倫理に欠けるというか、立場があるから見られていると思って行動しないと」
「議員を辞めて一から出直した方がいい」
さらに、離党した自民党内からは議員辞職についてこんな声が上がっています。
岸田派・中堅議員
「自身ではっきり決めてほしい。長引いたら影響が大きくなる。逃げて説明しない、これが一番良くない」
吉川議員は6月15日の衆議院本会議について、既に欠席届を提出しています。理由は「私用」ということで、なかなか今回の説明を本人の口からは聞けそうにありません。
井上貴博キャスター:
素朴な疑問ですが、比例で選出されている議員が党を離れるということは、イコール議員辞職をするというのが筋だと思いますし、党が辞めさせるというのが筋なのかなという気もするのですが?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
そうですね、比例というのは自民党として入ってるわけですから、自民党を離党したら資格が無くなるのは当然ですよね。今回は本来、自民党は離党届を受け付けずに除名するという対応をしなければいけないのですが、その辺が茂木幹事長ら執行部の少し甘いところだと思います。岸田総理は自分の派閥のメンバーなのでひどく怒っているそうですが、その総理の怒りがなかなか除名や、議員辞職というところまでにいかないというところで揉めている段階ですね。
井上キャスター:
吉川議員本人も、週刊誌の記事を見たら確認しますと発言して、そこから公の場に出ていません。記事でどこまで書かれるかではなくて、真実をそのまま話していただければ済むと思うのですが。
星氏:
実態があったかどうかは自分が一番知ってるわけですから、そこはちゃんと説明をして潔く議員を辞めるというのが筋だと思いますね。
井上キャスター:
かなり重いことだと思います。気の緩みで説明がつかないようなことだと思うんですけどね。
ホランキャスター:
吉川さんにも関わってくることですが、このまま議員を続けるということになると、議員報酬に加えて、これまで議論になってきた「文通費」も支給されることになります。文通費(=文書通信交通滞在費)とは、給与やボーナスとは別に国会議員1人当たり毎月100万円支給されるものです。
これ税金がかからず、領収書の提出も不要だったのですが、「日割りにしなきゃおかしいんじゃないか」「そも…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220614-6023610)
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