市長自ら建てたのか買っただけなのか…“農家以外は住めない住宅に居住”問題で市議会が追及(2022年6月14日)
京都府亀岡市の市長が“農家以外は住めない住宅”に長年住んでいた問題。6月14日の市議会で市長が追及されました。
亀岡市の桂川孝裕市長をめぐっては、農家しか住めず税金も一部免除される「市街化調整区域」に住宅を新築し、約20年間住んでいた問題が5年前に発覚。指摘を受けて市長は住宅から退去しましたが、「知り合いの農家が建てた家を購入すれば、そこに住んでも問題ないと思った」と釈明していました。
しかし、MBSが入手した資料には…。
【入手した資料に書かれた内容】
『5回以上の設計変更を行い、家造りにとりくみました。』
桂川市長自らが設計から建築まで関わったという記述がありました。この矛盾について、6月13日に記者が市長に話を聞きました。
(記者)「事実上、建てたということでは?」
(市長)「建ったものを私は買ったんです」
(記者)「農業従事者でないと住めないということは知っていたんですね?」
(市長)「住めないのは知っていましたよ。でも、農業従事者じゃない人でも住んでいましたよ、この地域には、いろんな人が」
市長自ら建てたのか、買っただけなのか…。6月14日の亀岡市議会でもこの問題が取り上げられました。
【亀岡市議会でのやりとり 6月14日】
(木曽利廣市議)
「『農業従事者の方に言って、依頼して実は建てたんです』と、『その時は若かったから失念していた』というぐらいのこと言えないんですか?」
(桂川孝裕市長)
「知人からの紹介で土地も買いましたし、その建物もそうして建築していただいて、その分を支払ったということであります。それは結果的に買ったという表現になるのではないでしょうか」
(木曽利廣市議)
「『違法建築』と追及されて、『この辺はみんなやっている、だから私1人とちがいますやん』と言わんばかりのことを、あなたはインタビューで言っておられるんですよ」
(桂川孝裕市長)
「色んなことを言われましたから、そういう面では動揺したということもあるでしょうし。今、逆に制度として、やはり建てられる環境を作るべきだということで取り組んできた」
市長は「要望などは伝えていたものの、あくまでも知人の農家が建てた建物を購入しただけだ」と強調しました。
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