【給付金詐欺】国税局職員ら詐取 ドバイ逃亡の”主犯格の男”逮捕
東京国税局の職員らが給付金2億円ほどをだまし取ったとされる事件の主犯格とみられる男が13日、逃亡先の中東・ドバイから帰国したところを逮捕されました。松江容疑者は調べに対し認否を留保しているといいます。
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13日午後5時半ごろ、成田空港に中東・ドバイからの航空機が着陸し、約10分後、松江大樹容疑者(31)が降りてきました。黒いマスクにキャップ姿で、バッグを肩にかけ携帯電話を操作していました。
松江容疑者は、これまでに東京国税局職員の塚本晃平容疑者(24)や佐藤凛果容疑者(22)らが逮捕された“2億円給付金詐欺事件”の主犯格とされる人物です。
松江容疑者は、詐欺の疑いで逮捕されました。午後7時すぎ、松江容疑者を乗せた車が成田空港から出発し、午後8時半ごろ、頭からジャケットをかぶったまま、目白警察署へ入りました。逮捕には抵抗する様子はなく、素直に応じたということです。
松江容疑者は、ことし2月にドバイに出国し、13日、帰国したところを逮捕されました。2020年8月、国の持続化給付金事務局にウソの申請をして、100万円の給付金をだまし取った疑いがもたれています。
松江容疑者を中心とした詐欺グループは、「暗号資産に投資すれば個人事業主となり給付金を申請できる」といったうたい文句で投資者をつのり、これまでに約200人に給付金を申請させ、総額2億円ほどをだまし取った可能性があるといいます。
松江容疑者ら4人が指南役で、国税局職員の塚本容疑者は虚偽の確定申告書類を作成。佐藤容疑者はネットでの申請を行うなど、グループ内では役割分担があったといいます。
警視庁によると、金の大半は松江容疑者のもとに集まっていたとみられ、1件100万円の不正受給のうち8割にあたる80万円を暗号資産に投資し、残り20万円を中心メンバーで5万円ずつ山分けしていたとみられています。
松江容疑者ら詐欺グループ9人と不正受給に関わった8人の、既に17人もの検挙者がでている“巨額詐欺事件”。松江容疑者は調べに対し、「弁護士が来てから話します」と、認否を留保しているといいます。警視庁は詳しい金の流れなどについて調べを進めています。
(2022年6月13日放送「Oha!4」より)
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