「やっとという思い」木村花さん母 “侮辱罪”厳罰化受け(2022年6月13日)
侮辱罪の厳罰化を受け、中傷を受けた人の遺族らは「やっとという思いが強い」と訴えました。
木村花さんの母・木村響子さん：「私の中では（花さんの自殺から2年経ち）やっと（改正した）という思いが強い。成立して終わりでなくここからが始まり」
インターネット上で誹謗（ひぼう）中傷を受けたあとに自殺した木村花さん（当時22）の母親・響子さんらは会見で、今回の法改正を受け「厳罰化は最後の砦」と訴えました。
侮辱罪の厳罰化を盛り込んだ改正刑法は、午前、参議院の本会議で賛成多数で成立しました。
法定刑の上限が引き上げられ、これまでの「拘留または科料」に「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」が加わることになります。
木村さんらは、国会などで挙がった言論の委縮を懸念する意見について、「被害者のための厳罰化ということを絶対に守って頂き、悪用されることがあれば、声を上げたい」と話しました。
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