ネットの誹謗中傷対策で「侮辱罪」厳罰化 改正刑法など成立|TBS NEWS DIG
インターネット上の誹謗中傷対策などを強化するため、「侮辱罪」を厳罰化する改正刑法などが参議院・本会議で可決・成立しました。
山東昭子参院議長
「両案は可決されました」
改正刑法などは、さきほど参議院・本会議で与党などの賛成多数により可決・成立しました。
プロレスラーの木村花さんがSNS上で誹謗中傷され、自ら命を絶ったことを受けた「侮辱罪」の厳罰化が法改正の柱のひとつとなっていて、これまで「拘留」と「科料」しかなかった侮辱罪の法定刑に1年以下の懲役と禁錮、30万円以下の罰金が追加されます。
また、今回の法改正では懲役刑と禁錮刑が廃止され「拘禁刑」が新たに創設されます。「懲らしめる刑罰」から「更生」に軸足を移すのが目的で、受刑者の特性に応じて、刑務作業や教育プログラムなどが実施できるようになります。
国会ではあさって15日の会期末を前に、岸田総理出席のもと参議院・決算委員会が午後に開かれ、政府の物価高対策などをめぐり質疑が行われる予定です。
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