「私は投資家」だまし取った金でナマズ養殖? “10億円詐欺事件”で新事実(2022年6月10日)

「私は投資家」だまし取った金でナマズ養殖? “10億円詐欺事件”で新事実(2022年6月10日)

「私は投資家」だまし取った金でナマズ養殖? “10億円詐欺事件”で新事実(2022年6月10日)

 およそ10億円の巨額詐欺事件を巡って不法滞在で逮捕された男は調べに対し、「私は投資家だ」と話していることが分かりました。

 谷口容疑者が潜伏していた家の住人:「入管職員がドアをノックした時、私はまだ部屋の中にいました。谷口(容疑者)はそこにいたんです。私がドアを開けると彼はこの部屋に逃げ込みました。少し声を荒らげて、『すみません、何の用ですか?』と驚いて怖がっていました」

 この男性の家にいたところを逮捕された谷口光弘容疑者(47)。新たな情報が明らかになりました。

 インドネシア警察のイベントで幹部を直撃しました。捜査は継続中だと話していました。

 インドネシア警察幹部:「(Q.彼はインドネシアでの詐欺事件に関与していますか?)現在、捜査中です」「(Q.彼は無罪を主張しているといいますが?)そう話しています。自分のことを『投資家』だと」

 持続化給付金10億円近くがだまし取られた事件。谷口容疑者は嘘の申請を代理で繰り返し、手数料として総額およそ6000万円を手に入れたとみられています。

 その金をもとに、逃亡先のインドネシアで投資ビジネスを行っていたといいます。

 逮捕当時、身を寄せていたスマトラ島南部の村。ここでナマズの養殖に力を入れていたといいます。

 谷口容疑者が潜伏していた家の住人:「(谷口容疑者は)淡水魚の養殖ビジネスに投資したいと考えていました。私が彼に『ランプン州の養殖産業は素晴らしい』と話したからです。タニグチは私の魚を買って、私はその魚を育てるための池を探しました」

 男性はこの村のナマズ養殖を取り仕切っていて、谷口容疑者はその助けを借りて養殖ビジネスを始めていたということです。さらに・・・。

 仕事仲間の男性に結婚相手を紹介してほしいというふうに話していたそうです。そのメッセージが届いたのは逮捕のわずか2日前だったということです。

 谷口容疑者が潜伏していた家の住人:「彼は長い間、独り身だったでしょ。だからインドネシアで妻をめとりたいと」

 男性が見せてくれたのは、谷口容疑者とのSNSのやり取り。日本語にすると『新しいミッちゃん』というアカウントから送られてきたメッセージは・・・。

 谷口容疑者からとみられるメッセージ:「本当は子どものいない若い女性が好きです。そして優しい人」

 また、魚の養殖に使う餌(えさ)や設備について相談するなか、突然、こんなメッセージも送られてきました。

 谷口容疑者からとみられるメッセージ:「日本の問題がまだ解決していないから疲れた・・・」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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