「被害者はまだいる」アスベスト被害で提訴…最高裁が賠償命じるもメーカー賠償応じず(2022年6月7日)
アスベストの被害を受けた元建設作業員らが、建材メーカーに損害賠償を求める訴えを全国で一斉に起こしました。
大阪地裁に訴えを起こしたのは元建設作業員やその遺族など27人です。弁護団によりますと、元建設作業員らは建設現場でアスベストを吸って中皮腫などを患ったとして、建材メーカー17社に対して計4億2900万円の損害賠償を求めています。
去年5月に最高裁は国の責任を認める統一判断を出し、建材メーカーについても一定の責任を認めましたが、今もメーカー側は賠償に応じていないということです。
(大阪アスベスト弁護団 村松昭夫弁護士)
「まだまだ多くの未救済の被害者が多数いるということを今回の提訴で明確にするとともに、建材メーカーの不当な対応に対して怒りを持って一斉提訴に踏み切った」
同様の提訴は大阪を含む全国10の地裁で行われたということです。まだ救済されていない建設現場のアスベスト被害者は全国に1万人以上いるとされ、弁護団は6月8日から3日間無料の電話相談会を行って被害の掘り起こしに努めたいとしています。
【全国一斉ホットライン】
0120-793-148(6月8日~10日の午前10時~午後5時)
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