追跡 国税職員ら給付金詐欺 知人語るリーダーの手口(2022年6月4日)

追跡 国税職員ら給付金詐欺 知人語るリーダーの手口(2022年6月4日)

追跡 国税職員ら給付金詐欺 知人語るリーダーの手口(2022年6月4日)

詐欺グループのリーダーを知る男性
「彼はロールスロイスを買って乗っていて新しくスポーツカーを買おうという話をしているのを耳にしたことがありますし、あとは月に1回家族でハワイに行っていたので・・・」

こう話すのは、詐欺グループのリーダーを知る男性です。

詐欺グループのリーダーを知る男性
「(リーダーは)パッと見はおっとりしている方、いわゆる給付金詐欺とかするような人には見えなくて、信用できるんじゃないかなと思いました、初めて会ったときは」

国の持続化給付金をだまし取ったとして東京国税局の事務官、塚本晃平容疑者と会社員の佐藤凛果容疑者ら7人が逮捕された事件。7人は暗号資産関連事業の「マイニングエクスプレス」の投資仲間で「持続化給付金指南役チーム」というLINEのグループを作り、連絡を取り合っていたということです。塚本容疑者と佐藤容疑者はすでに起訴されている5人の男らと共に10代から20代の大学生などを中心に勧誘。およそ200人にウソの申請をさせて不正受給額は2億円にのぼるとみられています。捜査関係者によると犯行の計画を立てたのは詐欺罪で起訴された大和証券の元社員、中峯竜晟被告です。

中峯被告の供述
「手っ取り早く投資額を増やすためだった、審査が甘く偽造書類でも簡単に通ると思った」

そして、詐欺グループのリーダーは今年2月、中東のドバイに出国した31歳の男。詐欺グループの現金回収役がこのリーダーに「2割の手数料を除いて全額を渡していた」という趣旨の話をしていることが分かっています。メンバーの多くはこの男が金を投資に充てていると認識していたといいますが、金の流れは判明していません。サタデーステーションは詐欺グループのリーダーをよく知る人物に話を聞くことができました。

詐欺グループのリーダーを知る男性
「(不正受給をするとか)そういったことはなかったです。むしろ彼が始めたと聞いてそんなバカなと、思うくらいの感じでした」

この男性は暗号資産関連事業を通じて詐欺グループのリーダーと知り合ったといいます。リーダーは持続化給付金の申請をさせるため学生たちをどのように勧誘してきたのでしょうか?

詐欺グループのリーダーを知る男性
「一番多いのは人生変えよう、これから就職がありますって人たちがコロナもあって自分の親が苦しんだりしているのを見たり、自分もそうならないために家族を守ろうよというのが多いと思います」

なぜ若い世代を中心に申請を促していたのでしょうか?そこには巧妙な手口が・・・

詐欺グループのリーダーを知る男性
「例えば前年までの売り上げや自分の収入の証明があるじゃないですか会社として屋号もあるし、売り上げもすべて出しているし源泉もある、そこはウソつけないので、それがない学生で書類を作りやすかったんじゃないか」

暗号資産に投資すれば個人事業主になるので給付金の申請ができるとして不正受給の勧誘を行ってきたとみられるリーダー。なぜドバイに出国したのでしょうか?その生活ぶりは?

詐欺グループのリーダーを知る男性
「彼が行ったタイミング(今年2月)はマイニングエクスプレスのオーナーさんも
ドバイにいたのでそれに合わせて行ったのもあるんじゃないかな」
「(ドバイでの生活は)結構楽しそうでした、一緒に行ってる友だちと楽しんでいたり、インスタグラムにあがったりしていました。家族とご飯を食べたり、噴水のところで遊んだりといっぱいあがっていましたね。1月ごろ耳にした話では彼がドバイで家を買うというのは言っていた」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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