免税店の制度悪用…仕入れなどでっちあげて9000万円還付受けた容疑 会社社長ら逮捕（2022年6月1日）
外国人観光客向けの免税制度を悪用して不正に消費税などの還付を受けたとして、大阪地検特捜部は６月１日、会社社長らを逮捕しました。
消費税法違反などの疑いで逮捕されたのは、免税店経営会社「福和楽」の社長・陳鋒容疑者（３４）と、別の運営会社「櫻花商事」社長・劉暁琳容疑者（４０）ら、５人です。大阪地検特捜部によりますと、陳容疑者らは２０１７年８月までの３か月間、劉容疑者らは２０１９年１１月までの約１年間、免税店が物品を仕入れる際、仕入れ先に支払った消費税が国から還付される制度を悪用して、化粧品などの仕入れと売り上げをでっちあげる方法で、合計９０００万円あまりの還付を受けた疑いが持たれています。
大阪地検特捜部は５人の認否を明らかにしていません。
大阪地検特捜部は６月１日、関係先を捜索し、金の使い道などの解明を進めています。
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