“マシマシ”ラーメン店も苦しむ原材料の価格高騰 醤油もかつお節もで負担マシマシ(2022年6月1日)

“マシマシ”ラーメン店も苦しむ原材料の価格高騰 醤油もかつお節もで負担マシマシ(2022年6月1日)

“マシマシ”ラーメン店も苦しむ原材料の価格高騰 醤油もかつお節もで負担マシマシ(2022年6月1日)

6月1日、2022年の食品値上げ品目数が発表されました。帝国データバンクによりますと、6月1日時点で、主要105社で、すでに値上げ済みの食品は6285品目で、さらに7月以降も4504品目の値上げが予定されています。計1万789品目の平均値上げ率は13%となっています。スーパーや飲食店からは叫びの声が上がっています。

 原材料費などの高騰により6月も続く食品の値上げ。日清食品は、6月1日の出荷分から即席カップ麺などの製品価格を改定し、これまでの5%~12%値上げしました。

 6月1日から値上げに踏み切るメーカーは他にも多くあり、大阪市西成区にあるスーパー「越前屋」では、麺類や調味料など約200品目を順次値上げするといいます。

 (越前屋・食品部 堀内和彦主任)
 「(値上げ幅が)大きいものでしたら『酢』ですね。30円、40円上がっている商品もありますし…。だいたい1~2割は値段が上がっております」

 (客)
 「(Q値上げを実感されましたか?)めっちゃ感じます。でももう仕方がないんじゃないかな」
 「年金だったらもう、正直言ってギリギリもギリギリ、大ギリギリですよね。(カゴに入れた商品は)これ一番安いんですよ今のところ。これ秋にでも食べられるかなと思って買っておこうかなと」

 (越前屋・食品部 堀内和彦主任)
 「値上げに対して影響は当然出てくるとは思うんですけども、何とか損しない形をとりながら、商品の値段を安くしていこうとは思っています」

 そんな中、今がお買い得だというのが…。

 (越前屋・食品部 堀内和彦主任)
 「今年はお米の相場が下がっていますので。7~8月に入って新米が出てきたときに値段が上がる可能性がありますので、それまでにお米は何とか値段を安くしていこうと思っております」

 大阪市北区にあるラーメン店「笑福」。今、ラーメン店も原材料の価格高騰に苦しんでいます。器からこぼれ落ちんばかりのモヤシやニンニク、それにチャーシューがのった「マシマシ」ラーメン。この店では無料で背脂やモヤシなどを増やすことができます。

 (客)
 「大盛りがありがたいです。味も濃くて好きです」
 「野菜いっぱいやから健康にもいいかなって。安いですし満足しています」

 ボリュームとその味で客の胃袋をがっちり掴んでいるのですが…。

 (笑福・飲食事業部 山口誠朗本部長)
 「おなかいっぱい食べてもらいたいためにこういうスタイルでやっていますからね。お店をやっていくにコスト増はやっぱり厳しいですよね」

 今年4月ごろから、スープなどに使う醤油の仕入れ値が5%上がっているほか、7月からかつお節が10%値上がりするなど、厳しい状況が続いています。

 (笑福・飲食事業部 山口誠朗本部長)
 「うちは他の事業もやっているので、そこでまかなえるところもあったりとか、量を少し減らしたりとかですね。まかなえなくなってきたらどうしてもね、値上げしないとお店の存続も難しくなりますので」

 消費者も店も、まだしばらく我慢を強いられそうです。

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