6~7月 約3000品目値上げ 買うモノ・買わないモノ 消費者の目|TBS NEWS DIG

6~7月 約3000品目値上げ 買うモノ・買わないモノ 消費者の目|TBS NEWS DIG

6~7月 約3000品目値上げ 買うモノ・買わないモノ 消費者の目|TBS NEWS DIG

原材料費などの高騰で6月も続く商品の値上げラッシュ。消費者の商品を選ぶ目も厳しくなってきています。

コクのあるスープが売りの横浜のラーメン店。手頃な価格で美味しいと評判ですが、いま、原材料の価格高騰が経営を苦しめています。麺に使う小麦粉やチャーシュー用の輸入肉も値上がり。スープに欠かせない鶏油の仕入れ値は、わずか2か月で1.7倍になりました。

らーめん一二三家 八巻俊介店長
「いま(一杯)680円でやらせてもらっていて、なるべくなら、そこをキープしたい思いはあるんですけど、なかなか厳しいなと」

自前ではコスト高を吸収できず、6月から一部の商品の値上げを決めました。


「(食べる)回数は確実に減ると思います」
「食べられなくなるくらいだったら、多少(値段が)上がってもいいかなと」

まだまだ続く値上げ。6月、7月だけでも食料品や飲料、およそ3000品目が値上げされる見通しです。

街の人
「3000(品目)とか上げられちゃったら、何買ったら良いのかわからない感じ」
「まとめ買いで安くなるものは、広告なりチラシなどでチェックして」

家計が圧迫されるなか、消費者も買うモノ、買わないモノを厳しい目で選び始めています。

都内のスーパーを訪ねてみると・・・

アキダイ 秋葉弘道社長
「(値上げで)高くても売れている商品から代表的なものでいうと、たとえばこのたまねぎですね。サラダ油ですね、食用油」

たまねぎは平年の2倍以上の価格。サラダ油も去年からすでに5回値上がりしていますが、売れ行きは落ちていないといいます。

アキダイ 秋葉弘道社長
「(売れているのは)基本的に代替がきかないもの。料理を作るなかで必要不可欠な食材といえるでしょうね」

また、好みがはっきりしているチーズなども値上げしても、ほかの安い商品に流れないといいます。

一方、値上げで売れ行きが悪くなったモノは・・・

アキダイ 秋葉弘道社長
「これ、アメリカンビーフ」

円安の影響で値段が上がったことで、客は値段が変わらない国産肉に切り替えているといいます。

このように替えがきく商品や、果物やスナック菓子など、一時的に我慢ができるものについては購入を控える傾向があるのです。

この店では、仕入れ値が上がって販売価格も上げた商品は半数ほど。店の負担は大きく、3年前は5000万円あった利益がいまでは、ほぼゼロに・・・

アキダイ 秋葉弘道社長
「特売日やらないとお客様に来てもらえない。だけど、そういうものに集中して実際に店全体の利益は大幅に落ちている。そのへんの板挟みになっている現状ですね」

まだまだ続く値上げ。消費者も店もしばらく我慢を強いられそうです。

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