犬や猫に「マイクロチップ」義務化へ 残る課題は・・・(2022年5月30日)

犬や猫に「マイクロチップ」義務化へ 残る課題は・・・(2022年5月30日)

犬や猫に「マイクロチップ」義務化へ 残る課題は・・・(2022年5月30日)

 課題も残っています。

 獣医師:「装着する場所は、肩甲骨と肩甲骨の間ぐらい。この部分を簡単に消毒して、これがマイクロチップ」

 イヌやネコが迷子になった時に、飼い主の元に戻せるよう、ペットショップなどで販売されるイヌやネコには、マイクロチップの装着が、来月1日から義務化されます。

 マイクロチップは、長さおよそ1センチ、直径2ミリメートル弱。専用のリーダーで、15桁の識別番号を読み取り、この番号から登録された飼い主の氏名や住所などが分かる仕組みです。

 イヌやネコが迷子になった時や、災害・事故などによって、飼い主と離ればなれになった時に役立つマイクロチップ。一方で、子イヌや子ネコについては、課題も残っています。

 獣医師:「成獣とは、全然違いますね。成獣と同じように(針を)入れてしまうと、筋肉に刺さってしまったりとか。神経に刺さってしまったりしますので。かなり子イヌのほうがシビアにはなります」

 小さな体には装着が難しく、万が一傷付いてしまった場合、どうするのか。仕組みは決まっていません。

 また、登録にはメールアドレスが必要で、メールアドレスを持っていない高齢者などには課題が残ります。

 スタッフ:「(Q.メールアドレスない人は?)かなり、やっぱりいます。高齢の方とか、携帯をちょっと買って(もらって)。メールの設定は、うちのほうでも手伝って、何とか登録してもらっているような形」

 マイクロチップの装着は、ブリーダーやペットショップは義務ですが、保護団体やすでに飼っている人などは、努力義務です。

 飼い主:「(マイクロチップ装着は)まだなんです。でも、入れる予定で一応います。迷子になったり、もし何かあった時に、しておいたほうが良いと思います」「体への、そのマイクロチップを入れることへの抵抗と、“努力義務”という言葉に惑わされるというところが、一番かもしれないですね」

(「グッド!モーニング」2022年5月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事