18歳誕生日にライフル購入 米小学校で銃乱射 21人死亡 会見中に“乱入”も・・・(2022年5月26日)
アメリカ・テキサス州の小学校で起きた銃乱射事件についてです。「213件」。アメリカで今年、すでに起きた「4人以上が銃で撃たれた」事件の数です。これは今年に入ってからの数で、一日1件以上、銃の乱射が起きていることになります。
学校に限って見ても、今年に入って30件以上、銃撃事件が起きていて増加傾向にあります。実際に、10代以下の死因を見ると、交通事故を上回りおととしには銃撃が最多の死因となっています。
こうした悲劇を一つでも減らすことはできないのか。アメリカ国内では、今回の事件をきっかけに一向に進まない「銃規制」の議論が再燃しています。
夏休み2日前に起きた悲劇・・・。
娘(10)を失った父親:「(娘は)何も悪いことはしていない。親の言うことをよく聞いて・・・。どうして私の娘を撃つなんて・・・」
アメリカで立て続けに起きる銃乱射事件、悲しみとともに、怒りも広がっています。
銃の規制を巡り、テキサス州知事の会見が大混乱に。
携帯電話で自撮りをする長髪の男・・・。サルバドール・ラモス容疑者(18)です。事件直前、ドイツに住む15歳の少女に犯行を予告していたことが分かりました。
ラモス容疑者のメッセージ:「祖母の頭を撃った。今すぐ小学校に乱射しに行く」
ラモス容疑者の近所に住む人:「彼女(容疑者の祖母)はけがをしていました。彼が戻ってくるのを恐れて、裏のポーチに隠れました」
その後、ラモス容疑者は小学校で銃を乱射。児童や教師ら21人が死亡する事態に発展しました。
ラモス容疑者は先週、18歳の誕生日を迎えた直後に「AR15」というライフル2丁を立て続けに購入していたことが分かっています。
ラモス容疑者の祖父:「(Q.(孫が)銃を所持しているのを知っていた?)いいえ。知りませんでした。知っていたら通報しているでしょう」
相次ぐ銃乱射事件に、規制を求める声が上がっています。
NBAウォリアーズ、スティーブ・カー監督:「今度は学校で子どもが殺されている。私たちは行動を起こさなければならない。うんざりです」
NBAウォリアーズのスティーブ・カー監督は、父親を銃で暗殺された過去があります。
NBAウォリアーズ、スティーブ・カー監督:「彼らは自分たちの権力にしがみつきたいだけです。哀れなことだ。もう、うんざりだ」
銃規制に動かない共和党を批判。事件が起きたテキサス州のアボット知事も、共和党です。その会見の最中・・・。
テキサス州知事候補、ベト・オルーク氏:「言わなければいけないことがあります」
テキサス州副知事:「すみません」
乱入したのは、民主党所属のベト・オルーク氏です。
テキサス州知事候補、ベト・オルーク氏:「これは完全に予測できたことだ」
ベト・オルーク氏は、テキサス州知事選に立候補していて、共和党所属のアボット知事のライバルでもあります。
テキサス州知事候補、ベト・オルーク氏:「彼は行動すると言って何もしなかった。実際、彼がやった唯一のことは銃を購入しやすくしたことだけです」
銃はアメリカ社会の根深い問題・・・。
27日には、アメリカ最大の銃規制に反対する団体、全米ライフル協会がテキサス州で総会を行う予定です。
アボット知事やトランプ前大統領も参加するということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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