【暑さ本格化】“マスク緩和”で紫外線対策に変化 “日傘男子”急増で「売り上げ約5倍」に
暑さが本格化してくると、気になるのが紫外線対策です。政府が「マスク着用の緩和」を打ち出し、マスク事情が変わる今年の夏は、より一層の紫外線対策が必要になりそうです。都内の百貨店では“メンズ日傘”が並び、売り上げも「昨年の約5倍になっている」ということです。
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東京は、24日も強い日差しが降り注ぎました。最高気温26.2℃を観測し、3日連続の夏日となる中、いま、1番気になるのが、外でも必ずマスクをつけていたこれまでとは少し違う、今年ならではの日焼け対策です。
街の人は――
「今までマスクしていたから、あまり気にしていなかった分(マスクを)外すから、(日焼け止めが)とれちゃってるのに、そのまま出しちゃって、そこで日焼けして焼けるみたいな感じありそう」
「マスク外せるようになるなら、日焼け止めも持ち歩こうかなと」
今年の日焼け対策について、原宿のコスメ店「アットコスメトーキョー」のスタッフに聞きました。
アットコスメトーキョー スタッフ 一倉麻衣子さん
「マスクをつけたり、外したりすることが増えてくると思いますので、こまめに『お直し』をしていただくことがおすすめです」
必要なのは「日焼け止め直し」で、ミストやスティック状など持ち歩きに便利なものが増えているといいます。
一倉麻衣子さん
「蒸れてる状態でマスクをしていますと、外すと一気にお肌が乾燥します。それを繰り返していると、外からの刺激に弱くなってしまう。(マスクを)外したときに、必ず1回はお直しをしていただくというのがおすすめです」
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先週、政府は「屋外で2メートル以上の距離を確保できる場合」「会話がほとんどない徒歩での通勤時」などは、“マスクをする必要がない場面”と明確化しました。
顔を覆うマスクを取る機会が今後、増える中、紫外線が気になるのは女性だけではありません。松坂屋上野店では、約120種類の“メンズ日傘”が並んでいました。
松坂屋上野店 婦人洋品・紳士雑貨担当 國行浩右さん
「外回りで非常に暑い中歩かれる男性の方、ご自身で買われる場合もありますし、(昨年と比べて)直近、今週ぐらいでみますと、売り上げも5倍くらいになってきている」
お客さん
「カラフルになってますね。いろんなのがあって。折りたたみの小さいものであれば、興味ありますね」
さらに、今年から「こども用日傘」も販売するなど多様化する中、夏にうれしい機能が付いた物も登場しました。一見、ただの折りたたみ傘に見えますが、傘の内側に小型扇風機が付いた、その名も「折りたたみファンブレラ」です。
普通の日傘と小型扇風機を同時に使うと、両手がふさがってしまいますが、これなら1本で快適になります。
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さまざまなグッズが登場する中、今年の紫外線対策について、皮膚科の医師は「丁寧な洗顔や保湿など、日常のケアを強化することが日焼け対策につながる」と指摘しました。
よしき皮膚科クリニック銀座 吉木伸子院長
「マスク生活が長かったことによって、肌荒れや乾燥を起こしている方の場合、とても紫外線を吸収しやすい肌を作ってしまうんですね。(コロナ前と)同じ紫外線対策ではいけないということがいえる」
「みなさん忘れていた紫外線の恐怖というか、うっかり日焼けをしないように、くれぐれも気をつけていただきたい」
マスク事情が変わる今年の夏。より一層の紫外線対策が必要になりそうです。
(2022年5月24日放送「news every.」より)
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