ロシア軍が攻勢強めるウクライナ東部の街の今 侵攻開始３か月 包囲の動き 新しい墓も｜TBS NEWS DIG

ロシア軍が攻勢強めるウクライナ東部の街の今 侵攻開始３か月 包囲の動き 新しい墓も｜TBS NEWS DIG

ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ東部。その東部のドネツク州の都市クラマトルシクから中継です。

この辺りは商業地区なんですが、人通りはあまり多いとはいえません。本来およそ20万人の人口がある街ですが、それが5万人にまで減っています。ここクラマトルシクは、駅への攻撃を除けば散発的な砲撃に留まっていて、市内も破壊されている場所は限られています。ただ、先ほども２発ほど砲撃音が聞こえました。

VTRでも紹介した女性のタマラさんの村は、この街の北のほうにありますが、1か月前はまさに攻防戦のさなかだったのが、今やロシア軍が制圧しています。男性のヴィタリーさんの町は、今まさに包囲が進んでいます。ロシア軍ですが、想定よりも遅いと言われてはいますが、徐々に、そして確実に、このドネツク州で制圧地域を拡大してきていて、この街は3方から囲まれつつあります。

先ほど、町はずれの墓地に行ってきましたが、まだ誰が入るか決まっていない新しい墓が掘られていました。管理人の女性は「前もって掘ってある。ここは前線に近いですからね」と話していました。既にウクライナ兵だけでなく、ロシア兵も埋葬されていました。

3か月が経ちましたが、戦争が終わる気配はなく、この街の緊張感も日ごとに高まってきています。

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