集団移送と「分配センター」の実態 避難家族が証言(2022年5月20日)

集団移送と「分配センター」の実態 避難家族が証言(2022年5月20日)

集団移送と「分配センター」の実態 避難家族が証言(2022年5月20日)

 マリウポリ近郊からロシア国内に集団で移送された家族がANNの取材に応じ、ロシア各地にウクライナ人が移住させられている実態について語りました。

 ロマンさん一家は先月21日、マリウポリ近郊の村からロシア側が手配したバスに集団で乗せられ、軍に先導されて国境に運ばれました。

 そこで、身体検査など「選別」された後、ロシア南部の街タガンログへ連れて行かれました。

 そこには、ウクライナ人を難民としてロシア各地に振り分けるための「分配センター」があったということです。

 ロマン・チェルケズさん:「『分配センター』では、難民認定を受けることを提案されました。難民認定を希望すればロシアのどこかの地方に移送され、そこに居住し仕事もあっせんされると言われました。通常、その場所はロシアの遠い地方、シベリアのような場所だと聞いています」

 ロマンさん一家は難民認定を拒否して、自力でリトアニアまで脱出し、今は親戚が暮らすアメリカに避難しています。

 難民として各地に移送された人は仕事を与えられ、2年間は移動の自由が禁じられるということです。

 ロマンさんの知人は、ロシア中部のペンザやアルタイなどに送られた可能性があるとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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