【成長戦略】経済同友会・リクルートHD峰岸会長に聞く
経済同友会は政府が毎年6月に打ち出す「成長戦略」について、「これまで日本の経済成長に繋がっていない」と問題提起しました。
経済同友会でこの問題をとりまとめているリクルートホールディングスの峰岸真澄会長に、成長戦略はどうつくられるべきなのか、聞きました。
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経済同友会で副代表幹事を務めるリクルートホールディングスの峰岸真澄会長は、これまで政府の経済財政諮問会議で策定されてきた「成長戦略」について、政府に次のように求めました。
経済同友会 峰岸副代表幹事(リクルートHD会長)
「ぜひわかりやすく『成長戦略会議』というものを設置していただけないかなと思う」
――名前って大事ですかね?
経済同友会 峰岸副代表幹事
「大事だと思いますよ。それ以外の名前ですと、それ以外のアジェンダ(議題)もあるわけなので」
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――また、長期戦略にこだわるべきとしています。
経済同友会 峰岸副代表幹事
「(戦略が)短期的に達成可能なものの羅列になりがちなので、分野横断型で長い期間でなければ解決できない大粒な骨太のアジェンダ(政策)セッティングしていただいて、ロングターム(長期)で国としてコミットメントしていただく(のが重要)。ここ数年、『政官としてやるべきことはやった』と」
「『民が内部留保していて、なかなか投資しないじゃないか』というような話もある。民は民で、『規制緩和とか動いていないじゃないか』っていう関係もある」
「骨太のアジェンダ(政策)セッティングしていただければ、民の方もその方向に投資を振り向けることとか、(事業)ポートフォリオを変えていくということはしやすくはなっていくと思う」
「民が投資をしていく方向に政・官の方で、予算的なサポートとか、規制緩和的な政策のパッケージ等々で後押ししていく」
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――さらに、成長戦略の策定にもっと民間の知恵を生かすべきだとしています。
経済同友会 峰岸副代表幹事
「グリーン(環境関連戦略)一つにとっても、グリーンの中のどの分野で本当に世界に勝って、それ何年もつんだ。10年先で勝てるのか30年先で勝てるのか、それいくら金が必要なんだということを、かなり緻密にやって民間はやってますからね」
「本当に世界で勝てて、何十年先に莫大なリターンが返ってくるようなところを確信をもって見いだせるかどうかが大事」
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――世界で勝てると確信が持てる成長戦略をつくれれば、官民でぶれずに取り組んでいけるとしています。
(2022年5月19日放送)
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