【オンラインカジノ】「ゲームやっているような感覚」 “経験者”語る

【オンラインカジノ】「ゲームやっているような感覚」 “経験者”語る

【オンラインカジノ】「ゲームやっているような感覚」 “経験者”語る

山口・阿武町が4630万円を誤って振り込んだ問題で、山口県警は18日、電子計算機使用詐欺の疑いで田口翔容疑者(24)を逮捕しました。田口容疑者は、「全額をオンラインカジノで使った」と話しているといいます。news zeroが、オンラインカジノにはまった経験のある男性に話を聞くと、男性は「あるだろうな」と答えました。

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18日、東京・千代田区にある会場で、ギャンブル依存症について考えるフォーラムが開かれていました。

オンラインカジノ経験者
「『負けた分を取り返してやろう』という気持ち。『口座にあるだけ突っ込んでやろう』という気持ち」

このように話すのは、かつてオンラインカジノにはまり、総額2000万円ほどつぎ込んだという男性です。news zeroは、男性に阿武町の件について聞きました。

オンラインカジノ経験者
「『オンラインカジノに使ってしまった』と聞いたときに、そういうことはあるだろうと」

――「あるだろうな」と思ったのはどうして?

オンラインカジノ経験者
「オンラインカジノは、際限なくお金が使えてしまう」

――どのくらい1日で金額が動いた?

オンラインカジノ経験者
「1日最大1300万円くらい」

男性は、自身の経験に照らして、オンラインカジノで4630万円を使い切ることは「ありえる」と話しました。

男性に、公開された田口容疑者の出金記録を見てもらいました。

オンラインカジノ経験者
「最初のうちは抵抗があって、約5000ドル(の出金)からスタートしていますけど、途中から約1万ドル(の出金)。途中からは4600万円がお金ではなくて、ただの数字にしか見えていなかったのかなと思います」

また「誤振り込み」以降、入金の記録がないことについて、この男性の場合、もし勝ったとしても、金はオンライン上にためられ、手続きをしないかぎり入金されなかったといいます。

オンラインカジノ経験者
「いつでもどこでもできてしまう、ということが一番怖いところ。朝起きたら携帯開いて(カジノ)サイトに、というのが日常だったので、それこそゲームやっているような感覚」

男性によると、オンラインカジノの場合、1度の賭け金に上限はあるものの、サイトへのアクセス回数には制限がなく、際限なく賭けることができてしまうといいます。

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「similarweb」によると、日本は、パソコンからのオンラインカジノへのアクセス数が世界4位だといいます。世界1位のアメリカでは、大きいオンラインカジノのサイトにアクセスすると、画面にはたくさんのカジノゲームが並んでいました。

数十種類から選べるオンラインカジノ。オンラインカジノが認可されているニュージャージー州の場合、21歳以上が利用可能です。ただ利用にあたっては、住所や氏名、電話番号などのほか、アメリカの免許証、納税者番号カード、住所証明書類などのアップロードが必要で、厳格に利用者がチェックされる仕組みになっています。

急増するオンラインカジノのトラブルを受けて、日本でも対策の必要性を唱える声が、政府関係者などから相次いでいます。
(2022年5月18日放送「news zero」より)

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