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【解説】金総書記“ノーマスク”「感染状況の好転」アピールか 「ICBM発射・核実験の兆候」の分析も
北朝鮮で新型コロナウイルス感染が広がっているとみられる中、感染状況について、「好転している」との認識が示されました。一体、何が起きているのでしょうか?「ノーマスクで会議」、「WHO『拡大深く懸念』」、「数日以内にICBM発射?」、この3つのポイントについて、詳しく解説します。
■金総書記“ノーマスク” 「感染状況が改善」アピール狙い?
北朝鮮で初めて新型コロナウイルスの感染者が明らかにされたのは、今月12日です。その後、「発熱者の急速な増加」が報じられました。16日に国営メディアで放送された映像には、マスクを二重にしているように見える金正恩総書記の姿が映されていました。
ところが、朝鮮中央テレビは18日朝、17日に開かれたという最高幹部らが出席した重要会議で、幹部たちが皆、マスクをして入ってくる中、“ノーマスク”姿の金正恩総書記が最後に入ってくる様子を放送しました。全員がその後“ノーマスク”となり、金総書記がタバコをふかしながら会議する姿が映し出されていました。会議では、感染状況について、「好転している」との認識が示されました。
北朝鮮メディアによると、1日の発熱者数は、今月15日には「39万人以上に急増した」ということでした。しかし、17日は午後6時までの1日で「約23万人確認された」と伝えられています。ピーク時からは16万人ほど減少しているとみられます。
朝鮮中央テレビによる“ノーマスク”映像や、「状況が好転している」との認識は、国の内外に向けて、「感染状況が改善している」とアピールする狙いがあるものとみられます。
会議で最高幹部に指導した金総書記は、まず初期対応の欠点を批判しました。建国以来初めての試練に対して、「国家の危機対応能力の未熟さ」、「幹部の消極的な態度や緩みが弱点をあらわにさせた」と金総書記が指摘したということです。一方、会議では、「現在、実施している感染政策の正当性、科学性」を強調し、「感染状況は好転している」という認識に至っているということです。
■朝鮮中央テレビ「療養する際のポイント」を放送
こうした中、朝鮮中央テレビは18日、CGを使い、以下のような「療養する際のポイント」を放送しました。
・きれいな環境作り
換気を毎日30分以上2、3回など、日本でもおなじみの対策です。
・1日に2リットルの水やお湯を飲み、塩水などで洗浄
・よい気分を維持
「病気の話はなるべく少なく」ということです。
朝鮮中央テレビは、こうしたポイントを「治療に役立つ習慣」として勧めています。なお、重症化した場合の対処、薬などについては特に述べられていませんでした。
北朝鮮が「感染状況が好転した」とアピールする一方、現在の状況に危機感を示す声が上がっています。
WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は17日、「WHOは、北朝鮮での感染拡大リスクを深く懸念している」と述べました。
北朝鮮の人々はワクチン未接種で、重症化や死亡するリスクが高い基礎疾患を持つ人も多いとの危機感もあることから、WHOとして北朝鮮に検査キットや医薬品、ワクチン提供などの支援を申し出たことを明らかにしました。
■「北朝鮮がミサイル発射の可能性」米・CNN報道
北朝鮮は「建国以来初めて」という危機に立ち向かわなければならないはずですが、その一方で、「数日以内にICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射する可能性がある」と伝えられました。
アメリカ・CNNテレビは17日、米政府関係者の話として、「北朝鮮は、今後48時間から96時間以内に、つまり、20日(金)~22日(日)にかけて、ICBMの発射実験を行う可能性がある」と伝えました。
一方、アメリカの戦略国際問題研究所は、最新の衛星画像の分析から、北朝鮮・北東部で「核実験の準備が完了間近か」としています。
こうした動きについて、NNNソウル支局・原田敦史支局長は、次のように分析しました。
原田支局長は、「北朝鮮は、コロナ感染を速やかに収束させることができ、核・ミサイル開発などには一切影響がないことをアピールする狙いがある」と指摘しています。
また、原田支局長は「アメリカ本土が射程に入るICBMを撃つとなれば、明らかにアメリカをけん制する動きとなる。タイミング的にも、ちょうど20日からアメリカのバイデン大統領が韓国と日本を訪問する予定。その最中に強行すれば、アメリカの面子が潰れ、今後の交渉でも優位に立てるとの打算があるのではないか。だからこそ、アメリカ側は、『兆候がある』という分析をあえてリークすることで、逆に北朝鮮をけん制し、思い通りにはさせないという思惑がある」と分析しています。
◇
こうした中、18日、韓国大統領府の幹部は会見で、「ICBMを含むミサイル発射の準備は差し迫っている」と述べました。北朝鮮がやるべきことは、ミサイルや核で国際社会に脅威を与えることではなく、国民の命としっかり向き合うことだと思います。
(2022年5月18日放送「news every.」より)
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