愛知の取水施設で大規模漏水 復旧のメド立たず 自動車関連の企業など影響が(2022年5月18日)
愛知県豊田市で大規模な漏水が発生。影響が広がっています。
川の水位が下がり、地面がむき出しになっているところも・・・。
豊田市の矢作川から水を取り込む施設「明治用水頭首工」です。
この施設で今月15日に漏水が見つかり、その後、規模が拡大。
18日午前5時前に工業用水を供給する浄水場での取水が停止しました。
取水口から水をくみ取れないため、現場では、わずかな水を複数の仮設ポンプでくみ上げる作業が行われていました。
東海農政局の担当者:「(Q.普段は水位がどれくらいある?)水位がへきのところで色が変わっているところ。あそこまでは水は常時あった」
川の水位が下がる前の様子では現在とは違い、水位が上がっているのが分かります。これらの水は工業用水や農業用水などに供給されているということです。
漏水は、なぜ起きたのでしょうか。今のところ原因は分かっていませんが、考えられるのは川底にできた穴ということです。
川の水を取るには河川を横断して水位を調整する水門を閉じることで水をせき止め、水位を上げて取水口に流し込みます。
しかし、今回は左岸の端に水の噴き出しがあり、推定では穴が施設の下にできて、そこに水が流れ、水かさが下がったとみられます。
今回の大規模な漏水。この影響で、自動車関連の企業など合わせて131の事業所への工業用水の供給が停止する見通しです。
現場では、復旧のめどは立っていないということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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